世界中で行われた狂気的な人体実験5選! 人工結合双生児、LSD投与で記憶を抹消、北朝鮮のヤバすぎる実験も…!
医療技術の発展は、多くの犠牲の上に成り立っていると言っても過言ではないだろう。過去にはさまざまな研究が人間の身体を用いて行われており、実験の中には人道性に欠けるものも少なくなかった。今回は世界中で実際に行われた、恐ろしい人体実験5選を紹介しよう。
■スタンフォード監獄実験
1971年、米国スタンフォード大学の心理学者フィリップ・ジンバルドー率いる研究チームは、一般的な人間が特殊な役割を与えられた場合、その役割に合わせて行動するかを証明するための人体実験を行った。刑務所に見立てた同大学の地下実験室を舞台に、囚人役と看守役に分けられた21人の被験者が実験に参加。実験が進むにつれ看守役を命じられた被験者らは、誰の指図を受けるわけでもなく囚人役に罰則を与え始めるようになり、中にはリアルな狂暴性を見せる者も現れたという。囚人役の受刑者から精神を錯乱させる者が続出し、実験を中止せざるを得ない状況に……。当初2週間の予定で始まった実験は、たったの6日間で中止されている。
■MKウルトラ計画
1950年代初頭から1960年代後半にかけて、米国の中央情報局(以下、CIA)は「MKウルトラ計画」と呼ばれる、数万人以上の一般市民を巻き込んだ人体実験を行っている。当時CIAは幻覚剤の1種であるLSDの研究に熱心に取り組んでおり、被験者に対してLSDの投与を行うことで精神への影響を記録した。また被験者らは薬物の投与と同時に、最大100回を超える電気ショックも与えられており、中には記憶や人格を抹消させられた被験者もいるほど。一説によると、CIAはこの非人道的な実験を通して、感情にとらわれない完璧なスパイを作り出すことが狙いだったという噂も上がっている。
■北朝鮮の人体実験
北朝鮮でも人体実験は数多く報告されている。元捕虜の女性によると、捕らえられた50人の女性が毒入りキャベツを食べることを強要されていたという。毒入りキャベツを口にした捕虜は、吐血や肛門出血などの症状が現れた20分後に全員が命を落とした。北朝鮮では他にも残虐な人体実験が行われており、実際に看守長を務めていた人物の話では、通常3~4人構成の家族が実験の対象に選ばれ実験所へと連行。被験者らは密閉された部屋に移されると、室内に送り込まれた毒ガスによってもがき苦しみながら死んでいく。研究員らは死にゆく被験者の姿を、高みから見物しているという。非人道的な人体実験による人権侵害を訴える被験者の声は、同国政府によりもみ消されているとも……。
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