中国政府、AIとビッグデータ活用で犯罪者を“事前に割り出す”システム構築へ! 包丁と袋を買ったら殺人鬼認定も!?
例えば、ある人が銃器店を訪れるとする。入店するや否や、その人の顔認証データは他のデータにリンクされ、複数のデータとの照合を経て、フィルターにかけられる。そして、この人が犯罪を犯す可能性があるかどうかを一気に判別する……というものだ。
なによりCloud Walks広報官、Fu Xiaolong氏の次のコメントが、のん気に暮らす歩行者の背筋を凍らせる。
「誰がどこに行くのか、誰に嫌疑をかけるべきか。警察はもうこのビッグデータを使用していますよ」(Fu Xiaolong氏)
■監視社会はすでに始まっていた!
……おい、ちょっと待ってくれ。実際に筆者もそうだが、中国旅行中にミリタリーショップをのぞいたことくらいある。買わずに興味本位で入店するだけ――こんな旅行者はいくらでもいるではないか。その店には、筆者以外にも日本人が数名いた。海外のリアルを知りたいばかりに、飛行機や船を乗り継いで各地に渡航した回数も多い。そんな筆者をFu氏の次の言葉が一層追い詰める。
「渡航や移動を繰り返した結果、輸送ハブを何度も経由したり、銃器店に行ったりすると、その人が危険視されるリスクが高まります」(Fu Xiaolong氏)
自分が今いる経由地がうっかり輸送ハブだったら……。そうとは知らずにそのままショップを訪問していたとしたら……。まだ見ぬ監視部隊の存在のせいで頭の中が「たら」「れば」「もしかして」の無限ループになってきた。
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2024.10.02 20:00心霊中国政府、AIとビッグデータ活用で犯罪者を“事前に割り出す”システム構築へ! 包丁と袋を買ったら殺人鬼認定も!?のページです。中国、犯罪、殺人、警察、人工知能、ビッグデータ、鮎沢明、顔認証などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで