プーチンがAI(人工知能)に関して語った話が深すぎる!
プーチンがAI(人工知能)に関して語った話が深すぎる!「ロシアはAI技術を他国とシェアする、なぜならば…」
「AI(人工知能)を制するものが世界を制す」。先日、ロシアのプーチン大統領が示したAIに対する見解は、ポジティブどころか「脅威」だった――。
■AI技術でリードした国が外交で優勢に
プーチン大統領は、「誰かがAIを使い国を支配することは非常に好ましくない」と言う。「ロシアがもしAI開発において他国よりも秀でたら、ロシアがその技術を独占するのではなく、他国とシェアする」。独裁的な面ばかりがクローズアップされがちなプーチン大統領だが、ことAIに関しては意外なほど慎重姿勢だった。
一歩引いた態度とはいえ、プーチン大統領のAIに対する関心は非常に強いことは確かだ。なぜなら、彼はAIの脅威をかなり具現化して述べている。「AIを搭載した無人機が戦争で勝つこともあるだろうし、政党からAIを奪われたら、その政党は降伏するしか選択の余地がない」。AIに寄り掛かりすぎるリスクをこうも現実的に思い描けるのは、それだけ関心が強いからに他ならない。では、なぜプーチン大統領はここまで悲観的な見方を、具体的に示すのか? そこには、歴史に基づく彼なりの根拠があるのだ。
「技術的に優位な国は、いとも簡単に外交面で優勢となってしまう」――これがプーチン大統領の理屈である。彼は第二次世界大戦を例にAIの成れの果てを予見しているのだという。
終戦に際して、原子力爆弾を製造し投下する技術が国の勝敗を決めてしまった。原子力に頼った国が、結局のところ国際政治においてリーダーの役割を勝ち取った。人の豊かな生活を実現するために技術開発は行うべきだが、そんな本来の目的から乖離して、人の生活を豊かにするどころか破壊し得る。
だから、AI開発は悲しく逆説的な運命を背負ったものなのだ――。これがAIに対するプーチン節である。このような「AIは危険物になり得る」との見識は、プーチン大統領に限らず、宇宙輸送サービス企業の設立者イーロン・マスク氏も同様に持っている。

■ザッカーバーグ「AIが豊かな暮らしに貢献」
こうした慎重な意見が出ている一方で「その解釈は違う。人類の豊かな生活の実現にこそ役立つのがAIだ」と、真っ向から反論する人物もいる。代表例が、IT長者でありフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグだ。彼は自動安全運転装置付きの電気自動車を例に挙げ、「AIに反対するということは、人命をより多く救う自動車開発にも反対しているということ」と、突っぱねる。
このような両極端の議論は、最近の日本でも、ワイドショーや討論番組などで多く行われるようになった。独居老人が病気で自宅療養中に、AI搭載のドローンでその老人宅に食糧を運べるようにしたら「人の豊かな暮らし」に貢献できるはずだ、いや、AI搭載のドローンならストーキングも可能になるから脅威だ、などなど……。
結論が出ずじまいでいるのは、ロシアだけではなく日本でも同じだ。AIの存在意義については、しばらくはこの「どっちつかず」状態が続くだろう。

こうして考えると、ベストな方法は「良心と制御心をAIに埋め込む」といったところか。そうすれば、AIが人類に悲劇をもたらすようなことはしないだろう。とはいえ、その良心や制御心のボーダーラインを決めるのも、結局は人間の判断によるのであり、何だかんだAIの有効性は人間のコントロールありきとなるのだが……。
参考:「Disclose.tv」、「Express」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
- 人気連載
【最新・新型コロナの正体】やはり生物兵器か…中共に回答迫る! 菅とビル・ゲイツとワクチンの関係、米国務省の極秘情報…ケロッピー前田が徹底解説!
「パンデミック到来に備えよ!」と、2015年にビル・ゲイツは...
- 人気連載
1月25~31日「今週アナタを襲う絶体絶命のピンチ」がわかる4択占い!! 仕事ミス、挫折、低評価… Love Me Doが回避法を伝授!
■2021年1月25日~31日「今週の不幸を回避し、運命...
プーチンがAI(人工知能)に関して語った話が深すぎる!「ロシアはAI技術を他国とシェアする、なぜならば…」のページです。戦争、プーチン、人工知能、鮎沢明、先端技術などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで
- 超日本
- 1月26日は銀行員12名が毒殺された「帝銀事件」が起きた日!
- 超海外
- ジョー・バイデンのTwitterフォロワーは“偽アカウント”だらけ!?
- 超科学
- 体内で炭水化物がアルコールに変化する男の苦悩!
- 超異次元
- 雷に二度打たれても死ななかった男、インドネシアの“小さいおじさん”
- 芸能
- 竹内涼真主演ドラマも?「続きはHuluで」で炎上したドラマたち
- 超刺激
- 燃える家の前で息子が「母を解体」する衝撃映像が流出
- 超ART
- 1月23日はノルウェーが産んだ異能の画家・エドヴァルド・ムンクが死亡した日!
- インタビュー
- 「透明人間に17年間も命を狙われている」彫刻家インタビュー
- イベント
- Love Me Doの「オリジナル特製アロマオイル」販売記念インタビュー!
- TV
- 「コロナセックス」を“完全再現”! ケンコバ×TOCANAコラボ番組
- STORE
- Love Me Doの「オリジナル特製アロマオイル」販売記念インタビュー!