“権力嫌い”の映画監督オリバー・ストーンが、完全にプーチンに取り込まれていた! 息子もロシアスパイか、テレビで語った真実とは!?
優秀なジャーナリストやインタビュアーは、時に相手の嫌がる鋭い質問を浴びせ、ムキにさせて本音を言わせてしまう。では、硬派な作品で知られるアメリカの映画監督オリバー・ストーンは、仮想敵国ロシアの取材相手にどう接しているのだろう?
■ストーン監督は“プーチン推し”か?
アメリカの人気深夜番組に「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」という対談番組がある。司会のスティーブン・コルベア氏の本職はコメディアンだが、彼の芸風は皮肉交じりのユーモアが特徴だ。そして、今回のゲストであるストーン監督に対し、彼はインタビュアーとして尋問レベルの鋭い追及をしてみせ全米を沸かせた。
そもそも、なぜストーン監督がゲストに選ばれたのか。それは、彼がプーチン大統領を密着取材した『プーチン・インタビュー』というドキュメンタリー作品を制作したからだった。アメリカ随一の映画監督が“敵国ロシア”のトップを2年間密着インタビュー……これはもう、どのアメリカ人も関心を持つだろう。
しかし、注がれた「関心」は決して「感心」には至らなかった。どうやら、アメリカ人たちの目にはストーン監督の取材姿勢が「プーチン寄り」と映ったようである。
コルベア氏は冒頭から「プーチン氏といるあなたは興奮気味に見えましたよ? もしや“プーチン推し”?」と一発お見舞いした。さらに「残忍な独裁者をインタビューし続けたあなた自身のことを、あなた自身はわがアメリカ国民たちにどう釈明するつもり?」と畳みかけた。
いきなりド直球を喰らったストーン監督。これはもう応戦するしかない。
「あのねぇ、僕と彼は2年もかけて作品制作に向き合ったんですよ? 彼はこの16年間、毎日12時間も執務に就いている。そんな状況なのに僕にきちんと応じてくれた。彼は、僕の取材は公平な視点に満ちていると言ってくれているんです」(オリバー・ストーン監督)
公平な視点、とストーン監督が強調した部分には、プーチン大統領がアメリカ大統領選挙に関与していた疑惑を否定するシーンも含まれている。
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