AI活用を語る報告書自体がAIの「幻覚(ハルシネーション)」だらけ!? 大手コンサルPwCの自爆が業界に衝撃

世界的コンサルティング大手のPwCが、AIの活用法を指南する「思想的リーダーシップ」報告書を相次いで発表してきた。
ところが、その報告書自体がAIによる「幻覚(ハルシネーション)」——つまり存在しない情報のでっち上げ——にまみれていたことが発覚し、業界に衝撃が広がっている。AIの信頼性を語るはずの資料が、皮肉にもAIの危うさを体現する結果となった。
中東クライアント向けに量産された「AI指南書」
PwCは2024年から2026年にかけて、中東地域のクライアント獲得を狙い、AIエージェントの活用法などを解説する複数の報告書を発表してきた。
これらの報告書を検証したのは、AI生成コンテンツの検出を専門とする企業GPTZeroだ。同社の研究員ポール・エサウ氏らが分析したところ、少なくとも4本の報告書に、AIが生成したとみられる不自然な誤情報が多数含まれていることが判明した。
一見すると洗練された専門文書に見えるが、その内実は裏付けのない主張やでっち上げの引用で埋め尽くされていたという。
実在しない「シチズン・パルス」構想と3回使い回された統計
特に目を引いたのが、2025年版レポートに登場する「シチズン・パルス」なる枠組みだ。世界各国の政府がすでに導入しているとされていたが、GPTZeroの調査によれば、この枠組みは実在せず、それを裏付けるはずの引用文献さえも完全な創作だった。
さらに、「交通事故の9割は人的ミスに起因する」という同一の統計が、わずか2ページの中で3回も登場していた。
しかも3回とも、それぞれ異なる情報源が引用されていたという。通常、人間の執筆者であればこうした不自然な重複や矛盾は避けるはずで、AIが機械的に文章を生成した痕跡とみられている。
フォロワー280人の10代ブロガーが金融大手の「情報源」に
極めつけは引用元の質だ。大手金融機関JPMorganのAI戦略に関する記述の裏付けとして、なんとフォロワー数280人程度の一介の10代ブロガーが運営するMedium記事が引用されていたことも判明した。
世界有数の金融機関の動向を裏付ける情報源として、明らかに信頼性を欠く個人ブログが選ばれていた格好だ。
これらの問題が報じられた後、PwC中東法人は「該当箇所の引用を更新している」とコメントし、「責任あるAIの活用」に取り組む姿勢を強調した。ただし、具体的な謝罪や、なぜこうした事態が起きたのかについての詳しい説明は避けている。
AIの可能性を語りながら、その実態はAI任せの手抜き仕事だった——皮肉としては出来すぎている。「思想的リーダーシップ」を掲げる報告書が、まず自らの信頼性という基盤から崩れ落ちてしまったようだ。
参考:Futurism、ほか
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2024.10.02 20:00心霊AI活用を語る報告書自体がAIの「幻覚(ハルシネーション)」だらけ!? 大手コンサルPwCの自爆が業界に衝撃のページです。コンサルティング、AI、ハルシネーションなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで



