【謎】わずか3週間で過ごした”7年”は幻か、それとも別次元の現実か… 19歳女性の奇妙な体験

人間の記憶はどこまで事実に即しているのか――。メディアで報じられた19歳のフランス人女性の奇妙でドラマチックな波乱万丈の体験を今一度検証してみたい。
■3週間の昏睡で人生の7年間を生きた女性
英紙「Daily ail」などが今年3月、仏リヨン出身の19歳の女性、クレリア・ヴェルディエの奇妙で悲痛な物語を報じている。
クレリア・ヴェルディエは2025年6月に自殺未遂を起こした後、医療的処置による昏睡状態に約3週間置かれた。彼女は自分が昏睡状態にあったことを自覚していないと主張している。
この昏睡状態の間、彼女の心の中では人生は続いていた。そして、思いがけない展開が訪れる。ある男性と出会い、恋に落ち、結婚し、そして三つ子を妊娠して出産する。彼女は三つ子にミラ、マイルズ、マイレーと名付けた。
出産時の苦痛、赤ちゃんを抱きしめる喜び、そしてマイレーが生まれて間もなく亡くなった時の悲しみを彼女は語る。
その後、彼女は残りの二人の子どもを大切に育てていく。一人は内気で穏やかな子、もう一人は元気いっぱいの子に育ち、一緒に食事をし、散歩をし、寝る前に物語を聞かせる。
昏睡状態からの目覚めは残酷なものとなる。彼女が最初に抱く疑問は、子どもたちの所在だった。
「私の子どもたちはどこにいるの?」
医師たちはその後、彼女に夫と子どもたちはそもそも存在しないのだと告げた。
彼女の悲哀と喪失感は長く続き、セラピーや心理療法などの支援を求めなければならなかった。
クレリア・ヴェルディエが述べていることは、医学文献において前例がないわけではない。集中治療室では研究者たちが「妄想的記憶(delusional memories)」と呼ぶ、鎮静下で体験した夢、悪夢、幻覚が、その後本物の記憶として保持される現象はよく知られている。
2021年に日本の研究チームが「Nursing Open」で発表した研究によると、集中治療室の患者における「妄想的記憶」の発生率は、研究によって26%から73%まで幅がある。
また2025年の大規模な共同研究において、患者の約38%が「妄想的記憶」を報告したのに対し、事実のみの記憶を報告した患者は約48%、完全な健忘症を報告した患者は14%であった。これらの記憶は、入院期間の長期化、せん妄の発症、そして場合によっては数日間の深い鎮静と関連していた。
これらは短期的にも長期的にも、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状増加とも関連している。
今年1月に「Intensive Care Medicine」誌に掲載された研究論文では、「妄想的記憶」という用語は不正確であると指摘しており、こうした鮮明で感情的な記憶は、鎮静やストレスといった状況下で、断片化された知覚を理解しようとする脳の働きによって物語化される可能性もあるという。
一方、TikTokなどではこの話はすでに「別次元」、「パラレルワールド」、「アストラル」といったキーワードでタグ付けされており、「霊媒的な視点」を示唆する意見も出ている。この解釈によれば、この若い女性は別の次元や世界で実際に存在していたことになる。
実際には3週間であった彼女の“7年間”は、神経学的な現象なのか、あるいは現在の科学では説明できない超常現象なのか。ひょっとするとその2つが融合した稀有な体験なのかもしれないし、そもそも無理に解明する必要のない案件なのかもしれない。
参考:「Mysterium Incognita」ほか
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2024.10.02 20:00心霊【謎】わずか3週間で過ごした”7年”は幻か、それとも別次元の現実か… 19歳女性の奇妙な体験のページです。出産、記憶、パラレルワールド、昏睡、妄想などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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