最強の超硬ドリルが次々粉砕… スキンウォーカー牧場の地下に潜む“耐熱タイル似のセラミック片と未知の元素”

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By Paul from USA – Flickr, CC BY-SA 2.0, Link

 世界屈指の超常現象スポットとして知られるユタ州北東部の牧場「スキンウォーカー牧場」で今、奇妙な難工事が続いている。花崗岩の山を貫いてきたベテラン掘削チームのドリルビットが、地下で何かに触れるたび次々と使い物にならなくなるというのだ。

 しかも引き上げられたサンプルには、宇宙船の耐熱タイルを思わせるセラミック片や、周囲の土壌にはないはずの金属が混じっていた——。牧場オーナーが明かした調査状況が波紋を呼んでいる。

「メサの下に何かがある」——砕け続ける超硬ドリル

 面積512エーカーのスキンウォーカー牧場は、30年以上にわたり超常現象研究の的となってきた土地だ。UFO目撃、家畜の切断死、狼のような生物、機材の故障と、逸話は数知れない。

 地中レーダー探査で岩山(メサ)の内部に空洞らしき反応が捉えられ、掘削が始まったのが2021年だ。2016年に実業家ロバート・ビゲロー氏から土地を買い取り、センサー監視下の「野外実験室」に変えたブランドン・フューガル氏によれば、当初の狙いはむしろ逆で、岩の下に人工構造物が隠されているという長年の噂を否定するための掘削だったという。

 ところが2本のボーリング孔から回収されたのは、周囲の土壌や岩石とは組成の異なる破片群だった。宇宙機の耐熱セラミックタイルに似た断片が含まれ、番組の司会者ジェシー・マイケルズ氏は回収物からユウロピウムとタリウムが検出されたと述べている。

 ただしこの2元素は天然にも存在し、電子部品などにも使われる。検出されたという事実だけで地球外由来を意味するわけではない。

 掘削そのものも難航した。世界中で岩盤を掘ってきた作業員たちが金属並みに硬い何かにぶつかるたび、最も耐久性が高い部類のタングステンカーバイド製ビットが完全に破損したという。

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画像は「Daily Mail」より

1964年の5セント硬貨と、消えた5年分の航空写真

 謎をさらに深めたのが、地層の内部から出てきた1枚の古びた5セント硬貨だ。刻まれた年号は1964年だった。

 調査に関わった考古学者クリス・ロバーツ氏によれば、発掘現場では作業員が掘り返した時期を記録するため、その時代の硬貨を置いていくことがあるという。だとすればこの硬貨は、牧場が有名になるより数十年前、1960年代にすでに誰かがこのメサに入り込んでいた可能性を示す。

 当時の航空写真では1964年から1969年の記録の多くが欠け、入手できた1969年の画像には一部がぼかされたような領域があった。その形状は涙滴型で、後年レーダーが地下異常を捉えた真上に重なっていたという。

 地下にUFOが埋まっているのかと問われたフューガル氏は、地中にあるものを「飛行物体」とは呼べないだろうと述べ、結果を待とうという趣旨の返答にとどめた。

「バブル」と呼ばれる不可視の領域と、検証の壁

 調査チームは、上空から地下まで球状に広がるとみられる不可視の異常領域も確認したとしている。彼らが「バブル」と呼ぶ範囲ではGPSの不具合や機材の誤作動が繰り返し起き、LiDARなどで境界のマッピングが進められた。

 実験用ロケットが不調をきたした際には、「トライアングル」と呼ばれる区域の上空に説明のつかない質量が複数のカメラに写ったともいう。フューガル氏はこれをメサ内部の何かと結びついた防御機構ではないかとみており、地下を探るたびUFOが現れることから、監視あるいは警告されているのではないかと語る。

 一方で留保すべき点は多い。地中レーダーは岩質や密度の違いや空洞の有無を捉えられるが、その反応が人工構造物や機体だとまでは証明できない。ドリルの破損や計器の異常にも、機械的・地質的な説明の余地が残る。

 さらに証拠の多くはヒストリーチャンネルの番組を通じて公開されており、第三者がサンプルや手法、完全なデータを精査できる形にはなっていない。回収物は査読を経ておらず、地球外技術との関連が立証されたわけでもない。

 フューガル氏は懐疑的な検証を歓迎するとしつつ、爆破や大規模掘削を避けるのは内部にあるかもしれない「何か」を壊したくないからだと語る。

 地下に眠るのが1960年代に誰かが埋めた人工物なのか、地質学で説明しきれる自然の産物なのか。掘り進めるほどビットが砕けるこの岩山は、答えを出す気配をまだ見せていないようだ。

画像は「Amazon」より

参考:Daily Mail、ほか

TOCANA編集部

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