柵を越えた瞬間、脚を熱と痺れが襲った… オリバー・ストーンの息子が語るスキンウォーカー牧場の夜と「ロズウェル逆行分析」説

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 UFOを語る著名人は珍しくない。だが、その多くは伝聞や持論の域を出ず、「自分の身に何が起きたか」までは語らない。

 映画作家であり著述家でもあるショーン・ストーン氏は、その例外にあたる。父は『プラトーン』『JFK』のアカデミー賞監督オリバー・ストーン。息子である彼が明かしたのは、ある牧場で脚を襲った感覚と、深夜のロサンゼルス上空を音もなく横切った機体の記憶だった。

柵を越えた瞬間、脚を襲った熱と痺れ

 ユタ州のスキンウォーカー牧場——オカルト愛好家なら誰もが知る怪異の名所である。

 ストーン氏によれば、この土地の異常は先住民の伝承にまでさかのぼる。巨大な狼や姿を変える怪物の話が語り継がれ、異界への「門」が開いているという見方も古くからある。

ショーン・ストーン氏 By Fars Media Corporation, CC BY 4.0, Link

 彼が牧場を訪れたのは、陰謀論を扱うテレビ番組の取材でのこと。同行者は、番組の共同司会者だった政治家ジェシー・ベンチュラ氏の息子タイレル氏だ。

 敷地の様子を見ようと柵を乗り越えた直後、ストーン氏の脚に異様な感覚が走った。熱を帯び、細かく震えるような痺れ。本人はその感触を、エネルギー兵器を浴びせられたようだったと振り返っている。何が起きたのか理解する間もなく、彼は柵の外へ駆け戻った。

 異変は日没後にも続いた。二人が再び現場に戻ると、鈍く打ちつけるような音が響いたのだ。ストーン氏はその場に固まり、空を見上げるという発想すら浮かばなかったという。

 音が止んで振り返ると、タイレル氏が口を開けたまま空を凝視していた。彼が見たのは、ダイヤモンドのような形をした物体。空中に静止したあと横向きに姿勢を変えて光を放ち、再び向きを戻すと猛烈な速度で飛び去ったという。

 この種の現象を、ストーン氏は自国政府の機体では説明しきれないとみている。むしろ次元をまたぐような存在ではないか、というのが彼の立場だ。

深夜2時のビバリーヒルズ、推進装置の見えない機体

 では、彼自身はUFOを見たことがあるのか。機体は見たが、宇宙人の姿を目にしたことは一度もないと彼は明確に線を引く。

 そのうちの一件は、深夜2時のビバリーヒルズで起きた。帰宅途中の彼の頭上を、何かがきわめて低い高度で横切ったのだという。音はほとんどなく、推進装置に相当するものも見当たらない。既存の航空機とは設計思想そのものが違って見えたという。

 ただし彼は、それが地球外の産物か自国政府の機密機かまでは断定していない。

 裏づけとして挙げるのが、米軍ネットワークへの侵入で訴追された英国のハッカー、ゲイリー・マッキノン氏が語った葉巻型の機体と、長年うわさされる三角形の機体「TR-3B」だ。彼はこれらを高度化したステルス爆撃機のようなものと位置づける。1970年代から80年代にステルス爆撃機を目撃した人間は、迷わずそれをUFOと呼んだはずだ、とも指摘した。

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ロズウェルの残骸は逆行分析されたのか——沈黙を買う「兆ドル」

 そしてストーン氏は、1947年のロズウェル事件について、実際に何かが墜落したのだと考えていると述べた。しかもそれは地球製ではなく、回収された機体は逆行分析(リバースエンジニアリング)にかけられたはずだ、というのが彼の見立てである。

 根拠として名を挙げるのが、故フィリップ・コーソ氏だ。ペンタゴンで長く要職にあったとされる元陸軍情報将校で、1950年代から60年代の新技術はロズウェルのような墜落機に由来すると主張した人物である。もっとも、その主張は物証を欠くとして懐疑派からの批判も根強い。

 機体の作動原理についても、彼は踏み込む。そこには意識と機械を直結させるインターフェースがあるのではないか、というのだ。アニメでおなじみの「操縦者の精神と機体が同期する」発想が、現実の技術として語られていることになる。

 では、なぜ数十年も沈黙が続くのか。ストーン氏の答えは身も蓋もない。カネである。

 反重力推進が実用段階にあるなら、石油とガスの産業は根こそぎ不要になる。吹き飛ぶ金額は地球規模で兆ドル単位——この経済的事情こそ、UFO情報が抑え込まれてきた最大の理由ではないかというのだ。

 現在、彼は自身の体験をまとめたドキュメンタリー『グレイストーン』を仕上げている。評価は真っ二つに割れるだろうと本人も予想しており、信じるかどうかは各自が決めればいいという立場を崩さない。

 証言者は増え続けている。それでも決定的な物証だけは、いまだ誰の前にも差し出されない。もし本当に、既存のエネルギー産業を丸ごと過去にする技術が半世紀以上も眠っているのだとしたら——沈黙を守り続ける動機は、宇宙人の存在そのものよりよほど生々しいかもしれない。

参考:NewsNation、ほか

TOCANA編集部

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