夜ごと山から20個近い「光の玉」が浮かび上がる!? 教育学博士が反証を試みても消えない謎、MUFON州責任者も説明できず

UFOの目撃談は、たいてい一瞬の出来事として語られる。夜空を横切る光、数秒後には消えてしまう謎の物体。だが、米ワイオミング州コーディに住むジェズライア・クルーベック氏の場合は事情が違う。
彼は自宅のポーチから、同じ山に浮かび上がる光の群れを、何か月にもわたって毎晩のように観察してきたのだ。しかもその光は一度姿を消した後、2026年9月下旬になって再び現れたという。
レーザーを当てると静止する光球、教育学博士が挑んだ「反証」
舞台となったのは、コーディの西にそびえるシーダー・マウンテンだ。クルーベック氏によれば、昨年11月から今年2月にかけて、20個近い光の玉が山から浮かび上がり、互いに寄り集まるように動いたり、尾根に沿って左から右へ移動したりしていたという。
教育学の博士号を持つ同氏は、あえて実証的な立場から現象を否定しようと試みた。論理的な説明を探し尽くしてなお答えが残らないなら、そのときこそ信憑性が生まれる、という考えだ。
しかし結果は逆だった。光は方向を変えるだけでなく、ぴたりと静止することもあった。手持ちの小型レーザーを当てると動きを止めたとも同氏は証言している。衛星追跡アプリのデータとも一致せず、航空機に義務づけられた点滅灯も確認できなかったという。
さらに奇妙なのは、光球が活動を始めると、山の上空を飛ぶ通常の航空機が普段の数機から4〜5機ほどに増えたという点だ。同氏はこの二つの出来事に何らかの関連があるのではないかと考えている。
3時間近く浮かび続けた光、金鉱掘りが遭遇した「もう一つの目撃」
光を見たのはクルーベック氏だけではない。9月下旬のある夜、金鉱掘りでタトゥーアーティストでもあるケイシー・エドワーズ氏が、ビッグホーン山脈の史跡メディシン・ホイール付近で、動いては止まる光を目撃した。
撮影を始めると別の光も見え始め、キャンプ地に着く頃には5〜6個が空中に浮かび、風に揺られながら位置を保とうとするように漂っていたという。牧場主や狩猟者のドローンも疑ったが、小型ドローンの飛行時間は30分程度が一般的なのに対し、光は2時間半から3時間近く滞空していた。
同氏は後に映像を拡大し、機械というより意思を持つ存在のように見えたと語っている。13年前から金の採掘権を持つその山では、雪だるまのように連なった二つの光の玉が、高さ約8〜11mの木々の上から監視カメラの前まで降りてきたこともあったそうだ。
MUFON州責任者が首をかしげる理由とは
映像の分析を依頼されたのは、民間UFO調査団体MUFON(相互UFOネットワーク)のワイオミング州責任者、リチャード・ベックウィズ氏だ。同氏はエドワーズ氏の映像については、カメラの揺れ以上の特異な動きは見られず、遠くの飛行機だった可能性もあるとの見方を示した。
一方、クルーベック氏の映像については、白く光る複数の球体がばらばらの方向へ動いていると指摘。連邦航空局(FAA)が定める航行灯がないため航空機とは考えにくく、市販ドローンの多くも同様の灯火を備えることから、ドローン説にも否定的だ。風船やスカイランタンにしては自力で別々の方向へ動いている点も不自然だとして、現時点では説明がつかないと認めている。
航空機が増えるという証言についても、軍用機が光を追っていると推測したくなるが、それはあくまで推測にすぎないと同氏は慎重な姿勢を崩さない。全米UFO報告センター(NUFORC)にはワイオミング州だけで450件の報告が寄せられている。
同氏によれば、UFO目撃の大半は既知の現象で説明がつき、正体不明のまま残るのは5〜10%ほどだという。シーダー・マウンテンの光球も、いずれ平凡な答えが見つかるのかもしれない。だが、レーザーに反応して止まる光の群れが、今夜もまた尾根の上に浮かんでいるとしたら。その正体を確かめたいと願うのは、クルーベック氏だけではないはずだ。
参考:Coast to Coast AM、Cowboy State Daily、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊夜ごと山から20個近い「光の玉」が浮かび上がる!? 教育学博士が反証を試みても消えない謎、MUFON州責任者も説明できずのページです。UFO、MUFON、UAPなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで