ゴーン後継者候補ブルーノ・ゴルニッシュの“極右経歴”が本気でヤバい! 杉田水脈と親密、日本人妻、ホロコースト発言… その正体とは!?
■日仏の極右が結びつく可能性
ルノーと日産、そして三菱自動車が提携している以上、このブルーノ・ゴルニッシュ氏がルノーの会長に就任すれば当然日本にも大きな影響が及ぶことになる。そこで懸念されるのが、やはりゴルニッシュ氏の極右思想だ。
2004年、ゴルニッシュ氏は記者会見の中で第二次世界大戦中のホロコーストとガス室の存在について、歴史研究者たちによる議論の余地がなければならないと発言している。
ホロコーストで「何十万、何百万の死」があったとされるが「その人々の死がどのような手段によるものなのかについて議論が行われるべきである」と彼は発言し、ガス室の存在についても、もっと議論が尽くされなければならないと言及したのだ。
こうしたゴルニッシュ氏の言動は、ユダヤ人団体と反人種差別グループの激しい反発を招いて公の問題となり、2006年にリヨンの裁判所から「人道に対する犯罪行為への疑義」という罪名で執行猶予付きの実刑判決を受けている。また、当時教鞭を執っていたジャン・ムーラン大学から5年間の停職処分も受けることになった。
こうした過去を持つゴルニッシュ氏がルノー会長に就任するようなことになれば、フランスの人種差別的な極右と日本社会との間に強いパイプができてしまうかもしれない。そして、「LGBTは生産性がない」という主張で物議を醸した自民党の杉田水脈衆議院議員が、このゴルニッシュ氏とすでに交流があることが同議員のブログなどから判明している点も見逃せない。
世界的に保守化、右傾化がトレンドになってきている昨今だが、各種の偏見や差別につながる危険な動向には目を光らせておかねばならない。
(文=仲田しんじ)
参考:「International News」、「BBC」、ほか
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