
ブラジル、リオデジャネイロのファベーラ(スラム街)に10年間暮らし、住人たちと日常を共にしながら撮影を続けた写真家・伊藤大輔。人気番組『クレイジージャーニー』(TBS系)に出演した回では、ギャングに銃口を向けられながらもシャッターを切るそのスタイルが大反響を巻き起こした。2016年に帰国し、活動拠点を日本に戻した伊藤がこのたび、リオ生活の集大成となる写真集『ROMÂNTICO(ホマンチコ)』(イースト・プレス)を上梓した。2月1日には、銀座蔦屋書店でのトークイベントも開催される。「この写真集は自分の生き様」と語る話題の写真家が、満を持してトカナに登場だ!
■撮影中にギャングに捕まって……!
――ギャングたちの銃撃戦が日常茶飯事というファベーラで、奥様とお子さんと一緒に暮らしながら写真を撮り続けたという点が何よりも衝撃的です。身の危険を感じたことはなかったのでしょうか?