ロシアが「エホバの証人」を超過激組織認定、ただの一般信者でも懲役6年! プーチンの宗教弾圧がヤバイ
ロシアでキリスト教系の新宗教「エホバの証人」の男性信者が、過激派組織に所属している罪で有罪判決を受けた。信仰の自由を巡り世界中でロシアに対する批難の声が強まっている。
輸血拒否、家庭訪問などの伝道行為……やや不思議な印象を受けるという声はあるものの、過激な組織とまでは言えない。エホバの証人に対する世間的なイメージはこのようなものではないだろうか。エホバの証人公式サイト「JW.org」によると、日本における信者数は21万2802人。約600人に1人がエホバの証人の信者である。読者の中にも信者の方、あるいは信者の友人・知人がいる方もいるかもしれないが、エホバの証人が特別危険な組織であるイメージはないだろう。
だが、ロシアでは事情が違う。2016年7月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が伝道規制法案に署名したことを皮切りに、2017年にロシア最高裁が「ロシア国内のエホバの証人の本部」を過激派組織と認定、ロシア国内での活動を禁止したのだ。この“過激派組織”にはイスラム国(IS)やオウム真理教が含まれていることからも、エホバの証人が厳しい取り締まりの対象になっていることが伺えるだろう。
英紙「The Guardian」(2月6日付)によると、現在ロシアではエホバの証人に対して100件の刑事事件が問われており、24人の信者が裁判を控えて勾留、20人余りも在宅逮捕されているという。そうした中、この度、ロシア・オリョール州の裁判所が、デンマーク出身のデニス・クリステンセン氏(46)に対し、禁止された過激派団体を組織した罪で6年の懲役判決を下したのだ。
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