米軍がダニをばらまいてライム病が拡大した? 生物兵器実験でミス…米国防総省に新疑惑浮上!
2019.07.18 14:00
今年5月にはこの噂を検証したルポ『Bitten: The Secret History of Lyme Disease and Biological Weapons』(Kris Newby著)が発売され、米国では真相の解明を求める声が高まっている。そして先週、米下院では「1950年から1975年までの間に、生物兵器としてダニや他の昆虫を実験に使ったかどうか」を調べることを要求する修正案が可決されたのである。
米疾病管理予防センターはライム病研究のために約1,100万ドル(約12億円)を費やしている他、議会ではライム病予防や啓発のための法案も審議中である。未だワクチンもないライム病は米国において社会的な大問題の一つであり、今回の修正案への期待も高まっている。
生物兵器の研究室から病気を持ったマダニが偶然(あるいは故意に)野外に放出され、それが現在の流行を引き起こしたとしたなら、実に恐ろしいバイオハザードの一例となる。過去の研究内容やデータが公表されれば、現在のライム病研究の一助にもなるだろう。米国防総省は勇気を持って真実を明かして欲しいものだ。
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