米軍がダニをばらまいてライム病が拡大した? 生物兵器実験でミス…米国防総省に新疑惑浮上!
米国防総省に新たな疑惑が浮上し、議会での追求が始まっている。かつて生物兵器の実験で使われていたダニなどの昆虫が外部に漏れ、それがライム病大流行の原因となったのではないか……というのである。米「CBS News」(7月16日付)ほか、多数メディアが報じている。
ライム病はマダニによって媒介される感染症で、感染すると筋肉や皮膚の炎症を始め、神経症状や心疾患といった多様な症状が全身に現れる。早期に治療を受ければ問題はないのだが、感染に気付かずに放置してしまい、知らないうちに病気が進行してしまうと慢性の関節炎や脳髄膜炎なども引き起こすという恐ろしい病だ。
日本ではあまりなじみがない感染症であるが、米国では1970年代以降流行が続いており、2014年には人気シンガーソングライターのアヴリル・ラヴィーンがこの病気に感染していることを公表している。アヴリルは2014年には数ヶ月寝たきり状態になって仕事ができなくなってしまい、現在も闘病中であることを明かしており、ライム病研究を支援する財団も設立している。
近年、米国におけるライム病流行の原因が米国防総省による生物兵器研究にあったのではないかと噂されてきた。ライム病の原因である病原体ボレリア(Borrelia burgdorferi)は米国公衆衛生局の科学者ウィリー・バーグドルファーによって1984年に発見されたが、1950〜70年代にはすでに生物兵器への応用が実験されており、ボレリアに感染したマダニが研究所から外部に流出したというのである。
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