ーーー写真集のタイトル『羊水にみる光』の意味は?
兎丸:「名付けたのは私です。香川県にある豊島美術館が大好きなんですが、あそこにいるとお腹の中にいる感覚になるんですね。すごく包まれているような気がして。羊水ってそこから生命が生まれるっていうイメージですけど、私がこの言葉に込めてるのは、兎丸愛美という私の一部が、泣いたり、怒ったり、いろんな感情を抱きながら成長していく姿を見守っているイメージなんです。私にとって写真を撮られることが光の中を泳いでいく、というような。だから、温かくて穏やかな場所を羊水という言葉で表しているんです」
笠井:「でも、途中で悩んだんだよね。名前を変えたいって」