「人材を引き抜くスパイでは…」中国人コスプレイヤー、日本人企業戦士を引き抜きか
行政もフル活用していたコミュニケーションアプリのLINEが中国企業に業務委託し、現地スタッフがユーザーの名前や電話番号など個人情報にアクセスできるようになっていた問題は、写真や動画なども韓国内のサーバーに保管されていたことも指摘され、日本の情報管理の甘さが露呈している。
ここで見過ごせないのは、中国の情報収集が過激化しており、単なるミスで終わらないことだ。マイナンバーを含む個人の年金情報の中国流失では、日本年金機構から個人情報のデータ入力を請け負った企業が、中国の会社に再委託したことが原因で、日本ではまるで「盲点だった」ようなミスとして扱われているが、海外ではそんなぬるい状況にない。
各国では、中国が情報収集できそうな仕事を意図して引き受けることが国家プロジェクト化していると見られており、イギリスでは徹底した情報漏洩の見直しが図られており、同じ中国語を使うシンガポールやマレーシアにいたっては、何年も前から対中の情報管理に防止策がとられている。
恐ろしいのは、ミスなどがなくとも人間が直接データを持ち出すケースだ。近年、大企業では内部情報を持ちだして中国企業に転職する人々が急増。先日、元ソフトバンク社員が、ライバル会社の楽天モバイルに転職する際、機密情報を流出させたケースがあったが、この「手土産転職」は中国企業の得意技で、昨年、大阪府警が不正競争防止法違反の容疑で摘発したのもそれだ。
SNSで社名や導電性微粒子の研究に関わっていたことを公開していた積水化学の社員に、中国企業が接触。中国へ何度も招待し非常勤顧問就任を打診、その際に手土産として社内サーバーにあった営業秘密情報が不正に渡されていた。社員は懲戒解雇後、送検されたが、その後は中国大手通信機器メーカーに再就職できており、警察の捜査に問題の中国企業は協力していないから後の祭り。
そして、いま新たな不正な情報収集疑惑が持ち上がっているのが、コスプレイヤーの集うイベントである。
「Sさんが勤めていた厚労省を辞めたのが2年前、いま彼は北京にある顔認証技術を利用したマーケティングリサーチの企業で働いているんですが、そこは中国政府のスパイ活動を請け負っているといわれていて、その彼をスカウトしたのがコスプレイヤーのRちゃんなんです」
こう話すのは、中国企業に転職した元厚労省のS氏とコスプレ仲間だった知人男性Aさん。聞けば、S氏は厚労省を通じて大手企業とIT関係のシステム作りに従事にしていたした30代男性だが、趣味でやっていたコスプレでは、一部でイケメン・コスプレイヤーとして知られていた。しかし、3年ほど前にイベントで知り合ったコスプレイヤー女性のRさんと交際してからは、周囲に「中国企業に行けば給料が倍になる。今どき日本国内でやっているのは情弱な無能だけ」などと言い出すようになり、実際に中国企業に就職してしまったのである。その間を取り持ったのがRさんだというから驚きだ。
「Rさんは元乃木坂46の衛藤美彩さんに似た美人で、台湾生まれの日本育ちというプロフィールでしたけど、彼女と中国語で話した中国人留学生によると『発音が明らかに台湾人じゃなく北京や上海の人』ということでした。さらに『たぶん中国企業から給料をもらって、学生として情報収集とかしている人』と言っていました」(Aさん)
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2024.10.02 20:00心霊「人材を引き抜くスパイでは…」中国人コスプレイヤー、日本人企業戦士を引き抜きかのページです。中国、コスプレイヤー、引き抜きなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで