――いよいよ。本日の本題、ヤミ金融ですね。
酒井 辞めて、なにをしようか考えてるときに、景気よく遊んでいるヤクザものがいて、生業を聞いたら「金融」っていうんですよ。金融は儲かるんだと考え、そのヤクザものの下につくのもイヤなので、東スポの「お金貸します」という三行広告で、いかがわしいところをピックアップして「すみません、働きたいんですけど」と電話しました。
――スゴい行動力ですね。自らヤミ金に飛び込んでいくとは!
酒井 面接では「来いよ」とOKで、タイミングよく、働いた店の人が後に出世して会長になりました。僕はピラミッドの一番上の段にいることになります。その下の段にどんどん入ってきます。
だから、1年後には自分の下にもお店を出して儲かってきました。結局1997年ぐらいから2002年、26歳から30過ぎまでヤミ金をやっていました。