酒井 最初「どれぐらい借りてますか?」とお客さんに聞くと、だいたい少ない額を言います。はったりで「もう一件ありますよね?」と言うと、客はどこまで知られてるんだと萎縮します。
「調べれはわかりますよ。正直にいきましょう。貸しますから今日はニコニコしていますが、約束を破ったら、嫌な思いをしますよ」。このように話を進めていきます。いや、脅してないですよ。
――十分に怖いです……。
酒井 あと、お客さんと対応するカウンターを携帯圏外にできる機械を使っていました。
お客さんに「携帯番号確認しますね」と鳴らしても、鳴らないんです。そこで「お電話をお借りしていいですか」と窓がある奥の方に持っていって、パソコンにつなぎ、全部のデータを引っこ抜きます。そして、お客さんに返します。
――それは……。使い道があるんですよね。
酒井 10日後にお金を返してくれて、なにも問題がなければ使いませんよ。返済が滞り、電話に出なくなってきたりしたら「弟さんの名前は●●ですよね」「●●さんに相談してみましょうか」などと使います。その人の弱点を探し、人が嫌がることを詰めて、お金を返してもらうんです。だいたい、借金がある人は、返しやすいところに先に返してしまうんです。
給料をもらったときに優先順位がありますね。例えば、1番は家賃とか。その家賃の前に、ウチの会社が入らないといけないんですよ。だから貸せるんです。
~つづく~
★インタビュー後編ではカメラマンデビューの経緯から「吉原の幽霊」まで暴露!★
学歴なし・職歴なし・国民保険も税金も拒絶の男が写真家として才能爆発(21日16時に配信予定)
酒井よし彦(さかい・よしひこ)
千葉県生まれ。フォトスタジオMe-CeLL代表。年間1,000人を超す撮影を精力的にこなす。女体専門に撮影し、男の欲情を煽る写真を得意とすることから戦場ならぬ扇情カメラマンと呼ばれ、女体のエロティシズムを表現する事に余念がない。広告、グラビアなど各方面で活動。
https://www.sakai-photography.com/
・ 個展『死生有命×月緒展』
産まれて50年、カメラマンとして10年を迎える事ができました。
皆様に感謝の意を込め、生前葬個展を開催致します。
皆様のご来場お待ちしております。
11月15日~21日 12時~19時
※ 初日14時から、最終日17時まで
20日15時から生前葬
21日16時から生誕祭
※ 両日とも緒月月緒によるショーあり
ギャラリーCORSO
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-1-6日建ビル3F
TEL: 03-3556-3636
・ イベント『令和三年度 消された忘年会』
2021年も色々ありました。消された人、消されなかった人。
コロナ禍のうっ憤を晴らし、明るい2022年を迎えましょう!
消された展常連メンバー+新規メンバーも参加予定、来年2月14日からの
『私たちは消された展2022』の参加者をつまみに楽しいお酒を飲みましょう。
公式サイト https://www.tokyo-photo.jp/
【日時】12月5日(日) 13:00(開場12:30)~16:00
【場所】高円寺パンディット 東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2階
【料金】前売り ¥2,000(+1ドリンク)
【チケット】https://pundit2021-1205-02.peatix.com/
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