■吉原にいる霊の特徴とは!?
――いいお話も聞かせてもらってありがとうございます。トカナ恒例の質問ですが、酒井さん自身には、超常現象体験はありますか?
酒井 僕の事務所は吉原の近くなんですが、吉原には色情霊がつくといわれています。ソープランドで売れっ子のお姉さんはだいたいちょっとイッちゃってるんですよ。なぜなら、霊を引き寄せているからです。
吉原には「一度はヤッてから死にたかった」という恨みを持つ、童貞や処女の霊が集まるんです。それらが色情霊となり、ソープのお姉さんに取り憑くんですよ。すると、何をされても感じる体になり、セックスが楽しくて仕方ない。
そういう女性を相手にするとお客さんも楽しいので、色情霊が取り憑いたお姉さんはナンバーワンになります。
あとは、ヤミ金時代に一世を風靡した女性占い師に会いましたね。当時、所属していたグループの全員が出席する会があって、そこに占い師がきたんです。
彼女が僕の肩を触った瞬間に、鼻血をブワーッと出してしまったんです。実際、何日か前から鼻に違和感がありました。
彼女に「あなた何かしたでしょ。どこに行ってきた」と聞かれたんです。僕は「うーん。新宿とか六本木とか」と答えると、「あなた、撲殺された霊を連れてきてるわよ」と言われて、お祓いをしてもらいました。その後は、鼻の痛みもなくなりましたね。
――心霊体験だけでもネタが豊富ですね。ジェットコースターのような半生を聞かせていただきました。今後はどのようにしてきたいですか。
酒井 これからはカメラマンを続けたいですね。もうブラックな仕事はこりごりです。できることなら、自分の名前で作品の写真集を出すのが夢ですね。
一言で語れないのが人生ではあるが、ホスト、ヤミ金、カメラマン、と一筋縄ではいかない世界を渡り歩いてきた酒井よし彦氏。現在はまっとうなカメラマンとして活動し、展覧会を主催するほどである。このインタビューで、本人のチャーミングさの一端でも伝えることはできただろうか。
酒井氏の人生を見ればわかるように、現在がどれほど苦しくても、若さとやる気があれば、いろんな生き方を選ぶことができる。若者たちにもぜひ知っておいてほしいアウトローの姿である。
~おわり~
★インタビュー前編はコチラ★
詐欺師→ホスト→闇金→写真家に転身した男、一体なぜ!? 酒井よし彦が語る!
酒井よし彦(さかい・よしひこ)
千葉県生まれ。フォトスタジオMe-CeLL代表。年間1,000人を超す撮影を精力的にこなす。女体専門に撮影し、男の欲情を煽る写真を得意とすることから戦場ならぬ扇情カメラマンと呼ばれ、女体のエロティシズムを表現する事に余念がない。広告、グラビアなど各方面で活動。
https://www.sakai-photography.com/
・ 個展『死生有命×月緒展』
産まれて50年、カメラマンとして10年を迎える事ができました。
皆様に感謝の意を込め、生前葬個展を開催致します。
皆様のご来場お待ちしております。
11月15日~21日 12時~19時
※ 初日14時から、最終日17時まで
20日15時から生前葬
21日16時から生誕祭
※ 両日とも緒月月緒によるショーあり
ギャラリーCORSO
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-1-6日建ビル3F
TEL: 03-3556-3636
・ イベント『令和三年度 消された忘年会』
2021年も色々ありました。消された人、消されなかった人。
コロナ禍のうっ憤を晴らし、明るい2022年を迎えましょう!
消された展常連メンバー+新規メンバーも参加予定、来年2月14日からの
『私たちは消された展2022』の参加者をつまみに楽しいお酒を飲みましょう。
公式サイト https://www.tokyo-photo.jp/
【日時】12月5日(日) 13:00(開場12:30)~16:00
【場所】高円寺パンディット 東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2階
【料金】前売り ¥2,000(+1ドリンク)
【チケット】https://pundit2021-1205-02.peatix.com/
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