トカナ > UFO・宇宙人 > F-16戦闘機がUFOとドッグファイト!?

F-16戦闘機がUFOとドッグファイト!? 退役軍人が証言、勝ったのは…？＝米

2023.06.27 17:00 文＝飯山俊樹（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

Xでポスト

F-16戦闘機がUFOとドッグファイト!? 退役軍人が証言、勝ったのは…？＝米の画像1 — 画像は「Getty Images」より

　SF作品では宇宙人のUFO（※）は人間が作った戦闘機とは比較にならないほどの高性能だと描写されることが多いが、もし戦闘機とUFOが交戦したらどうなるのか。

（※） UFO（Unidentified Flying Object：未確認飛行物体）は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP（Unidentified Aerial Phenomena：未確認航空現象）」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤（flying saucer）」と言うこともある。

　最近、UFOとF-16戦闘機がドッグファイトを行ったものの、UFOは戦闘機をいとも簡単に “出し抜いた”という驚きの証言が飛び出した。

　この目撃証言は退役軍人のクリストファー・ビルブレイ氏と彼の妻及び2人の同僚によるもの。全米UFO報告センターによると、6月3日午前10時頃、ミシガン州バッド・アックスにて彼らがメイジャー食料品店の駐車場にいた時のことだった。急に上空から轟音がしたので見上げたところ、2機の戦闘機が「金属製の円盤」を追いかける様子が目に入った。戦闘機が頭上を旋回し、未確認航空現象（UAP）は太陽の視線に隠れているように見えたとビルブレイ氏は語る。

「私と妻と2人の同僚はキャンピングカーの移動を手伝っていました。すると突然、F-16かF-22と思われる2機の耳障りなアフターバーナーが聞こえ、何かとドッグファイトしながら一緒に飛んでいく様子が見えました」（ビルブレイ氏）

F-16戦闘機がUFOとドッグファイト!? 退役軍人が証言、勝ったのは…？＝米の画像2 — F-16（画像は「Getty Images」より）

　しかしUAPは非常に速く、戦闘機を簡単に追い越し、出し抜くことができていたという。UAPは戦闘機を追い越すと突然停止し、向かってくる戦闘機の方に向き直った。目撃者は、金属製の円盤が旋回し続ける間、戦闘機は攻撃を受けているかのように対ミサイル・フレアを発射し続けていたと主張した。しかし「UAPが武器と定義できるものを撃ったかどうかは見ていない」と退役軍人であるビルブレイ氏は証言している。

　なお、戦闘機は少なくとも3回はUAPを撃墜しようと試みたが、最終的にあきらめてしまったようだ。その後、円盤型のUAPは太陽の下で一時停止し、ヒューロン湖に向かって北に飛んでいったという。

　ビルブレイ氏は目の前の光景を携帯電話で撮影しようとしたが、太陽に近いところで行われていたため、まぶしさと飛行機の高度から撮影は断念したそうだ。

　まるでSF映画のワンシーンのようだが、このUFO目撃があってからわずか4日後の6月7日の同じ時間帯に、再びF-16がまったく同じ場所にやってきて、照明弾を発射する様子が目撃されたという。

　米軍はこのUAPに対して驚異を抱いていたのだろうか。なお、ヒューロン郡保安官のケリー・ハンソンによれば、この事件に関する他の報告はなかったという。たまたま目撃していたのが彼らだけだったのか、それとも何らかの箝口令が敷かれているのか。気になるところだ。

参考：「Daily Star」

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS（アトラス）」からの提供です】