【閲覧注意】手指がまるで“包茎ペニス”のように変化! 特殊な関節リウマチ患者の悲劇的末路に恐怖!
2016年6月、YouTubeで衝撃的な映像が公開された。映像は、19歳からムチランス型慢性関節リウマチに苦しんでいた女性患者(当時65)の手足の状態と内視鏡検査の様子を映したものである。関節リウマチは自己の免疫によって手足の関節などが侵食され、炎症が起こって腫れる病気である。中でもムチランス型は、急速に骨吸収が進行して関節が破壊される特殊な関節リウマチである。
患者の指は関節炎によって短くなっていて、手の指が足の指ほどの長さになってしまった。余分な皮膚が折り畳まれた状態になって、まるで包茎ペニスの余分な包皮のようである。関節炎は全身に見られ、足も変形しているため自力では移動できず、車椅子に頼った生活をしていた。人口膝関節置換術を過去に2回受けたという。また、側頭下顎関節も弱っていて、内視鏡検査を実施するのも困難な状況だった。
患者はプラマー・ビンソン症候群も患っていた。プラマー・ビンソン症候群は、体内の組織に含まれる鉄酵素の活性が低下し、舌・口腔粘膜・食道粘膜が委縮し、鉄欠乏性貧血・舌炎・嚥下障害を引き起こす病気である。病因は不明であるものの、一般的には慢性的な鉄欠乏が病因と考えられている。治療法は鉄補給が有効とされるが、鉄補給によっても食道ウェブ(食道を塞ぐ薄い粘膜)が消失しない場合、これを破裂して食道を拡張する必要がある。一方、プラマー・ビンソン症候群は咽頭と食道の扁平上皮癌のリスク増加と関連しているため、患者の状態を注意深く追跡しなければならない。
患者は食べ物を飲み込むのに困難を抱えていて、16年間まともな食事ができていなかった。2カ所の病院に通っていたが、顎関節が弱っていたことから内視鏡検査は実施されず、胃瘻管(腹壁を通して直接胃の中まで挿入して用いる管)を装着しただけだった。患者はセカンドオピニオンを求めて別の病院を訪れ、そこで今回の内視鏡検査が実施されることとなった。
この後、患者がどうなったのかは不明だが、少しでも症状が改善され、生活の質が向上したことを願うばかりだ。
(文=標葉実則)
※無修正の画像はEl Atlas Gastrointestinalにてご覧いただけます。
参考:「El Atlas Gastrointestinal」、ほか
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