650人の美女が犠牲に… 血の伯爵夫人バートリ・エルジェーベト“鉄の処女”、今明かされる真実!
エルジェーベトはその権力と財力、生来の残忍さ、そして夫から学んだ拷問技術を遺憾なく発揮し、およそ35年の間に650人もの若い女性を残酷に殺害した。その被害者の多くは彼女の城に勤める女中たちだった。
「罰」を与えられるのは常に最も巨乳な女性で、拷問の前には全裸にされた。彼女たちはありとあらゆる拷問を受け、無残に殺されたという。鞭や棒で殴る、刃物で切り裂く、性器を蝋燭で焼く、焼けた金属棒を押し当てる、全裸にして雪に投げ込む、煮えたぎる湯をかけて皮を剥ぐ……。
エルジェーベトは拷問を自らの手で行うことを好んだ。女中の口を手で引き裂いたり、首や乳房に噛み付いてちぎったりすることもあったという。さらに病床について起き上がれない時ですら、その凶行を止めなかった。召使いたちが被害者を押さえつけてベッド脇まで連れて行き、エルジェーベトはベッドにいながら、哀れな犠牲者の体に何度も噛み付いたという。
初期の犠牲者は百姓の娘ばかりだったが、やがてエルジェーベトは貴族の娘にも手を出すようになっていった。逮捕される前の10年間に、少なくとも37~51人の貴族女性を殺害しているとみられる。だが、貴族の娘に手を出したことが彼女を破滅に追いやることとなった。
■伝説の真相
それにしても、なぜエルジェーベトはこのような凶行に及んだのか? 伝説によれば、若い女中を折檻中、その血が彼女の手の甲に飛び散った。血を拭き取ると、その肌が非常に美しくなったように見え、自分の若さと美貌を保つために処女の生き血を求めるようになったのだという。そして同時に、不潔な百姓娘ではなく、貴族の娘の血を欲するようになったのだとも。
伝承によれば、エルジェーベトは内側に棘の付いた穴あきの樽に女中を閉じ込め、空中に吊り上げてぶんぶん振り回し、その下で血のシャワーを浴びたという。とりわけ有名なのは「鉄の処女」にまつわる話だろう。鉄の処女とは内側に棘の突き出た空洞の人形型の拷問具で、扉を開けて中に犠牲者を放り込み、再び扉を閉めると全身が串刺しになるという代物である。鉄の処女で搾り取った生き血をバスタブに満たし、そこに身を浸したとされる。
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