トランプは“救世主”だったのか? ホピ族の古代予言が語る「赤い帽子をかぶった男」と世界を救う“2人の助っ人”の正体

ネイティブアメリカンの部族、ホピ族の予言で語られている“赤い帽子をかぶった人物”とは――。大混乱と急速な技術変化の時代に、象徴的な「赤い帽子」を被った人物が現れ、世界の運命を大きく変えるという。
■ホピ予言の「赤い帽子」の男はトランプか!?
1992年、ホピ族の長老であるトーマス・バニヤッカ(1909-1999)氏は国連総会で演説し、混乱の時代に「赤い帽子」をかぶった「真の白い兄弟」として知られる人物が現れ、国を永遠に変えることになると言及している。
この予言は数世紀も昔のものだと信じられており、北米大陸南西部のホピ族に由来し、その知恵は千年以上もの間、何世代にもわたって人々を導いてきた。
「ホピ族が地上に平和な生活をもたらすのを助けるために、偉大なる精霊から任命された三人の助っ人が現れると聞いています。ですから私たちは長年待ち続けていたのです」(バニヤッカ氏)
この予言は最近、魅力的な物語や陰謀論を探求するポッドキャスト番組「Sunday Cool」で議論され再び話題になっている。
番組司会者のジョシュ・フーパー氏は、リスナーに向けて予言を読み上げた。
「やって来る私たちの真の白い兄弟は全能であり、赤い帽子か赤いマントを着けていることが知られています」(フーパー氏)
彼は例として、トレードマークである赤い“MAGA帽子”をかぶったドナルド・トランプ大統領の画像を示した。
ホピ族の予言では4つの世界のサイクルが描かれており、人類は現在最後の4番目の世界にあり、赤い帽子をかぶった人物はこの第4の世界に現れ、人類が混沌を切り抜ける手助けをするガイドとして働くと言われている。
赤い帽子自体は、ホピ族の予言における他のシンボルと同様に、予言の成就に重要な人物であることを示す特徴的なシンボルである。この「真の白い兄弟」は、その存在が人類の選択や、バランスと調和の新しい時代である第五世界への移行を導く使者として説明されている。

さらに予言には「真の白い兄弟」の傍らに現れる二人の助っ人についても記されている。
フーパー氏は予言で語れている2人の賢明で力強い助っ人はJ・D・ヴァンス副大統領とイーロン・マスク氏ではないかと言及している。
マスク氏はトランプ大統領と“喧嘩別れ”して5月末に政府の役職から退任してるが、今後和解してマスク氏が再びトランプ大統領の側近になるというのだろうか。
2人の助っ人の1人はかぎ十字(スワスティカ)と関連付けられ、もう1人つは太陽のシンボルに結びつけられている。

フーパー氏は、このかぎ十字は実際にはXであり、マスク氏のソーシャルメディアプラットフォームであるXと一致しているのではないかと示唆している。やはりマスク氏はトランプ大統領の強力なサポーターなのだろうか。
予言によれば3人の救世主が任務に失敗すると、西から暴風雨のような力強い人物が現れ、あっという間に国家を掌握するという。
しかし救世主のうちの1人でも古代のホピの教えに忠実であり続けるなら、偉大なる精霊マサが現れて世界は救われ、永続的な平和と豊かさがもたらされるといういうことだ。
その直後から地球は回復し、花々が咲き、野生動物が戻り、食料は豊かになり「救われた者たちは全てのものを平等に分け合い、皆が大いなる精神を認識し、一つの言語を話すようになる」と予言は結ばれている。
はたしてトランプ大統領は赤い帽子をかぶった「真の白い兄弟」であり、世界を救う救世主なのか。
しかしバニヤッカ氏をはじめとするホピ族の長老たちは、この予言は現代の特定の個人の名前を挙げるものではなく、指導と警告を意図したものであると説明しているという。
「真の白い兄弟」の予言は、現代の政治家に対する文字通りの予言というよりも、道徳的、精神的な教えとして長い間考えられてきたということだ。ともあれホピ族の救世主はぜひともその任務を全うしてほしいものである。
参考:「Daily Mail」ほか
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2024.10.02 20:00心霊トランプは“救世主”だったのか? ホピ族の古代予言が語る「赤い帽子をかぶった男」と世界を救う“2人の助っ人”の正体のページです。マスク、ホピ族、先住民族、トランプ、予言、ヴァンスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで