マスコミを牽制する父親!?

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分析心理学の父、カール・グスタフ・ユングは、「シンクロニシティ」という概念を唱えた。一見、関連がないように見える事象が相互につながり合っていることを説いたのだ。メディアを賑わせる凄惨な事件や悲劇的な事故。その現場に残された“遺物”をたどると、忌まわしい記憶と、我々が過ごす平凡な日常をシンクロさせる見えない糸が浮かび上がってくる。事件記者が綴る暗黒のアナザーストーリー「悲劇の現象学」シリーズ


【第13の遺物 佐世保事件と報道】

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 列島に衝撃を与えた長崎県佐世保市の高1少女殺害事件。殺人容疑で逮捕された少女(16)は、友人の女子高生を1人暮らしのマンションにおびき寄せて殺害した上、遺体をバラバラにしたという。未成年による猟奇的な犯行の一部始終は、1997年の酒鬼薔薇事件を彷彿とさせる。

 どんな少女なのか。

「父親は佐世保市内に事務所を構える弁護士で、母親は、東大出身で佐世保市の教育委員を務めた。早稲田大の政経学部を出た父親の実家は、地元でも指折りの資産家で、典型的なエリート一家として知られていた」(全国紙の社会部記者)

 幼少期から英才教育を受けて育った少女は、勉学のみならず、美術やスポーツ、音楽の分野でも才能を発揮。その一方で、小学6年のときに給食への異物混入騒ぎを起こしたり、生きた猫を解剖するなどの問題行動も繰り返していた。

 危険な兆候を見せていた少女が行動をエスカレートさせる上で1つのターニングポイントとなったのが、劇的な環境の変化だ。ある捜査関係者は、次のように指摘する。

「昨年10月に母親がすい臓ガンで急死し、父親がすぐに20歳以上年下の女性と再婚した。このことが引き金になった可能性はある」

 その父親は、50歳過ぎとは思えぬバイタリティーの持ち主として地元ではよく知られた存在だった。

「性格は明るく社交的。趣味でピアノやトライアスロンをやったり、弁護士業務の傍らで九州大学の文学部に入学して学生サークルに参加したり。高級住宅街に立つ自宅豪邸の庭に置かれた石碑に『夢いつまでも 自由に生きて』という言葉を刻んでいることからも、その性格がうかがい知れる」(先の記者)

 複数の関係者によると、父親が再婚相手に選んだのは都内の有名私立大学出身で、芸能界で活躍した経験も持つ才色兼備の30代の美女だという。インターネット上では、こうした個人情報の数々が次々と暴露され、事件を起こす前に急速に心の均衡を崩していった少女を尻目に、人生を謳歌していたようにも映る父親への批判が集まった。

 その一方で、マスコミは様々な事情から事件の報じ方にかなりナーバスになっているようだ。

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