科学者「宇宙人と接触するべき」「いや、宇宙人は危険である」権威ある学術団体内で意見分かれる

 宇宙にはどれだけの惑星があるのだろうか。

 地球が属す天の川銀河から観測することができる宇宙の範囲には少なくとも1,700億個の銀河が存在するといわれ、太陽のように自ら光る恒星が小さな銀河でも1,000万個、巨大な銀河だと100兆個以上存在するといわれている。

 この遥か広い宇宙が砂漠だとしたら我々の暮らす地球は手のひらにすくった砂粒のひとつのようなものであろう。

 地球以外に生命体は存在するか、しないかという議論ではなく、“宇宙人はいる!”と定義つけた上で、アメリカ科学振興協会で科学者が「早々に宇宙人とコンタクトをとるべきだ」と発表した。

 このアメリカ科学振興協会とは科学雑誌「Science」の出版元であり、世界的にもたいへん有名な団体である。その学会で著名な科学者が発表した内容とあり世界中でニュースとなった。


■宇宙人とコンタクトをとる試み

科学者「宇宙人と接触するべき」「いや、宇宙人は危険である」権威ある学術団体内で意見分かれるの画像1セス・ショクタック博士 画像は「YouTube」より

 2月12日の英「Mirror」紙によると、地球外生命体研究の第一人者である「米国地球外生命体探査計画(SETI)」責任者のセス・ショクタック博士は、米国科学振興協会の学会で「地球はできるだけ早く宇宙人とコンタクトをとる必要がある」と発表した。

 博士は「学会参加者の中には“アクティブ・SETI”(異星人が受信することを期待して、地球からメッセージを送る試み)に興味を持ってくれる人もいる。我々からも電磁波を惑星へ送り、何らかの反応があれば彼らとコンタクトを取れるきっかけになるかもしれない」と語る。

 ショクタック博士は電波望遠鏡を用い宇宙からの電波を30年以上にわたり解析している人物で、博士が属する地球外知的生命体探査プロジェクトでは、地球外知的生命体による宇宙文明を発見する活動を大きく2つに分けて行っている。

 1つは、宇宙から来る電波を電波望遠鏡で受信し、そこに宇宙人からのメッセージが含まれていないか解析したり、光学望遠鏡を使用して知的生命体が発する大輝度レーザー光を検出するなどの“受信”を担当する活動だ。

 そしてもう1つの活動が“アクティブ・SETI”だ。地球側から積極的に宇宙人と接触する取り組みで、宇宙に電磁波を送りコンタクトを試みたり、探査衛星ボイジャー2号に宇宙人へのメッセージを搭載するなど宇宙人への“発信”を行っている。

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