科学者「宇宙人と接触するべき」「いや、宇宙人は危険である」権威ある学術団体内で意見分かれる
■宇宙人は危険? 宇宙人とコンタクトをとることは地球滅亡の危機につながる
しかし、科学者の中には“アクティブ・SETI”に反対している者もいる。地球側からコンタクトを取ることによって地球に危険が及ぶのでは? と宇宙人を危険視しているのだ。
「何が潜んでいるか分からないジャングルの中で叫ぶようなもの。何が出てくるかもわからないし、あなたはだってわからないでしょう。あなたの行動が地球滅亡を招いたとしたらどうするつもりだ!」
と、きつい意見もある。これに対し、ショクタック博士は「宇宙人が何のために地球を滅亡させるのか、その動機がさっぱり分からない」と言い放っている。
「そもそも我々は70年も昔から第二次世界大戦のレーダー、また、初期のテレビやラジオの電波によって地球の存在を否応なしに宇宙に漏らしていた」と主張し、惑星を1日で滅亡させることができるほどの文明をもった生命体ならば、地球の存在なんてすでに知っている、と強調した。博士はできる限り早い段階での宇宙人との接触を考えており「今がその時だ!」と現在も議論を重ねている。
大英帝国勲章も受章しているスティーブン・ホーキング博士は、2002年に論理的持論で宇宙人の存在を100%肯定した上で「一部の生命体は我々人類よりも遥かに高い知能を有しており、地球を植民地化する恐れがある」と警告しており、地球から宇宙人へコンタクトを取ることは危ないことだと指摘している。
しかし、記憶に新しいところでは元CIAのスノーデン氏の“既に米政府は宇宙人と接触している”という暴露証言もあり、宇宙人の危険性についてはさまざまな憶測が飛び交っているのが現状だ。
これだけ研究が進んでいるにもかかわらず、いまだに宇宙全体の3%ほどしか解明されておらず、机上の空論でしかない残り97%が解明された時、地球はどうなっているのだろうか? 我々地球人がどう宇宙人と向き合っていくのか、これが今後の課題のようである。
(文=遠野そら)
参考:「Mirror」ほか
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