>  > 消え行くタイの“アングラ”観光スポット

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 日本人の旅行者が、毎年150万人以上訪れているタイの首都バンコク。

 この街には東南アジアを代表する、サトーン・ユニークニューワールド・ショッピング・モールというふたつの廃墟がある。

 サトーン・ユニークは1990年代のバブル経済期において建設が予定されていた建物だ。豪華絢爛な外装を売りにし、タイの経済的裕福さ象徴するかのような作りになるハズだった。しかし、97年に勃発したアジア通貨危機の影響で完成に至るまでの予算は失われ、「ゴースト・タワー」化している。そして、ニューワールド・ショッピング・モールも97年に象徴的な出来事が発生した。元々、この建物は11階建てだったのだが、バンコクの景観保護法に抵触。同年に上部7階のフロアを取り壊し、4建てになってしまう。またその2年後に火事が勃発し、屋根が消失。モールは閉鎖されてしまった。

 これらの経緯で、廃墟化したこの2つの建物は、マニアの間で“裏観光地”として有名な存在だった。ところが昨年、この二大廃墟がどちらも閉鎖されたという情報がもたらされた。さっそく、真偽のほどを確かめるべく現地を訪れた。

 もともとサトーン・ユニークもニューワールドも廃屋であったため入り口などの封鎖は行われていた。しかし、施錠が甘く、またフェンスの隙間などから入ることができたので、マニアたちの裏観光地として活用されてきたのだ。

 ところが、今回は“侵入”そのものができなくなったという。

■ニューワールド・ショッピング・モール

 現場に着くと噂が正しかったことがすぐにわかった。まず、バックパッカーの聖地ことカオサン通りに近い場所に位置しているニューワールド・ショッピング・モール。

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 ここは内部に水が溜まって魚が大量に生息していたという。その光景が神秘的だと話題を集めていたのだが、周囲を見渡すと入れる場所が皆無になっていた。現地で聞きこみを続けていると、閉鎖する寸前に施設内部へ入ったことがある人物に話が聞けた。

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 彼の話によれば現在、施設内に存在していた水はすっかり抜かれ、魚たちの姿も皆無になっており、マニアたちを魅了した幻想的な姿はなくなっているようだ。(どうやら本格的に行政が動いた模様)。

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