>  > ファストフード下克上か!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0

 今月21日アメリカ育ちのメキシカンファストフード「タコベル(Taco Bell)」が日本再進出の起点として渋谷道玄坂店に第一号店をオープン。日本オリジナルメニューも売られるということで、日本のメディアでも連日報道されている。

 日本国内ではまだまだ知名度は低いが、米国滞在経験のある邦人の間では「オープンが待ちきれない」「早く地元にもオープンしてほしい」などという声も多く、SNS経由などでどんどんと認知されはじめている。タコベルは本場アメリカでは手軽な価格でタコスなどがガッツリ食べられるファストフードとして6,500店舗以上ものフランチャイズ展開を行っている人気ファストフードチェーンだ。

 世界のファストフード業界のトップ「マクドナルド」に比べると規模は小さいが、昨今タコベルは、斬新な広告戦略で着々と知名度を伸ばし、世界進出を目指している。そんなイケイケのタコベルが、アメリカでよく見られる対ライバル企業へのネガティブプロモーションとして、キングオブファストフードであるマクドナルドを挑発しまくっているCMが話題になっている。


■クオリティはハリウッド級!? 壮大なCMプロモーション映像~“思考停止食”共和国~

 まずは映像をご覧いただこう。

「Routine Republic | 2015 Taco BellR Breakfast Short Film」 動画は「YouTube」より

 映像は日本語字幕無しでもわかりやすいショートムービー仕立てになっている。自主規制文化が根付いてしまった日本の大手メディアでは作ることができないハードな“ディスリスペクト”プロモーションだ。しかも約2分30秒の短い時間の中で、ハリウッド映画並みの大がかりなセットの下、多数の出演者が登場。ちょっとしたアクションムービー並の仕掛けもあり、さすが映画大国アメリカの企業が作るCMは日本のそれとは規模が違うと言わざるを得ない。

 ドナ○ドを意識した帝国軍隊が人民を管理、支配する架空国家「ルーティーン共和国(Routine Republic)」で、「同じという事はよい事、人と違う事は悪い事。 幸せとは同じ朝食を毎日食べる事」と体制が人民を管理するための洗脳アナウンスが繰り返し流れるなか、聡明な若者二人組がヨーロッパ風の先進的なシャレオツ王国タコベルへ自由を求めて亡命するというストーリー設定だ。

tacobell1.JPG
選択の余地なし… 画像は「YouTube」より

 どんよりとした天気と同様に暗い表情の人々が配給されるハンバーガーの朝食を求めて並んでいるなか、勇気ある若者が退屈な社会を抜け出すためにアクションを起こし、周りも触発されて「こんなくそまずいもん食えるか」と言わんばかりのアクションでバーガーをドナルド将軍に突き返すといった内容。

 BGMはこれまたセンスのいいパンクミュージックで若者の青い心を刺激しそうな演出がほどこされている。また映像の最後で表示される「BREAKFASTDEFECTORS.com」というこの映像に併設されたサイトは「退屈で面白くない毎日をぶち壊して自由をつかもう」といった趣旨の参加型SNSマーケティングを駆使して、現代のSNS好きの若者たちを取り込むことにも成功している。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。