“クラゲ型UFO”?から降り注ぐ細い光線!! 何千人もの住民が目撃した「ペトロザヴォーツク発光体事件」とは!?
1947年、「ケネス・アーノルド事件」によってUFOの存在が世間に認知され始めると、同様の飛行物体が世界各地で目撃されていることが続々と判明した。それは、旧ソ連においても例外ではない。
旧ソ連時代のUFO事件について、日本で得られる情報はまだ充分とは言えない状況にある。しかし1946年の時点で、すでにアレクサンデル・カザンツェフは「ツングースカ大爆発」(1908年)の正体を、他の天体からやって来た宇宙船の爆発とする説を展開している。
旧ソ連において最初に本格的なUFO研究を開始したのはユーリー・フォーモンと言われているが、その後フェリックス・ジーゲルやウラジーミル・アジャジャなど、世界的にも知られた研究家がそれを引き継いでいる。なにぶん閉鎖的な政治体制もあり、彼らは当局から弾圧を受けることもあったようだが、それでもUFO研究は現代まで連綿と続けられてきたのだ。
■古くは1663年から! 頻発するロシアのUFO事件
さて、こうした旧ソ連時代からの研究家によれば、帝政ロシアの時代も通じて同国における最古のUFO事件は、1663年8月に起きた「ロボジエロ事件」であるという。これは、ロボジエロ村の上空で大きな音が聞こえ、雲一つない空を火の玉が飛び回ったとされる出来事だ。
そしてロシア革命後も、1920年代から各地で奇妙な雲や発光物体の目撃例が相次いでいる。特に、ダリネゴルスクにおける謎の墜落事件(1986年)や「ヴォロネジ事件」(1989年、公園にUFOが着陸して宇宙人が現れた事件)が有名だ。そして、旧ソ連のUFO研究家たちが口をそろえて謎とするのが、「ペトロザヴォーツク発光体事件」だ。
■UFOから細い光線が降り注ぐ!?
その事件は、1977年9月20日の早朝に起きた。
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