>  > 写真家が見た、名古屋ゴミ屋敷・家主の本音と人柄

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ゴミ屋敷

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吉田尚弘

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ゴミ屋敷全景 撮影:吉田尚弘

 今や、連日のようにメディア陣が駆けつける名古屋のゴミ屋敷騒動。名古屋の一等地に建つ、コンクリート建築の三階建ての大きな住宅が“玄関前がゴミでいっぱいになり、ドアにたどり着けなくなった”という珍事だ。

 この家主に興味をもった私は早速取材を開始した。

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玄関前のゴミの整理をする家主 撮影:吉田尚弘

 現在は、自宅の玄関前に積み込まれたゴミ置き場スペースの一部で生活を送っている家主。ゴミの一部は歩道の上にまで広がっており、地元の公立小学校では通学路を変更せざるを得なくなったと聞く。名古屋市をはじめとした行政が片付けを指示しているが、今のところ進展は見受けられない。
 
 そんなゴミ屋敷にはメディア関係者が日々張り込みをして、家主の生活に動きがないか、カメラを向けて待っている。メディア関係者だけではない。ゴミ屋敷は名古屋の新名所になってしまったようで、

「休日であれば20~50人くらいがカメラで写真を撮ってくれと言ってくる」

 と家主は語る。

 家主はそんな興味本位で訪れる人々を受け入れ、気持ちよく撮影に応じ、時にはツーショット写真にも付き合っているのだとか。実際に筆者が取材中にも、広島から一組の観光客が訪れており、撮影をしていた。

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報道を聞いて見物しにきた観光客と撮影した写真を見る家主 撮影:吉田尚弘

 過去にもメディアでは、ゴミ屋敷の住人などが取材される番組が存在していたが、野次馬は現れても、住人に直接声をかけ、ましてやツーショットを撮ってほしいと願う人は記憶にない。そういった意味では、今回の報道で非常に奇妙な観光名所型のゴミ屋敷が完成してしまったのかもしれない。

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