>  > 消しゴム不要論が話題に

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“消しゴムは悪魔の道具”、教室から排除してしまえ! というなんともびっくりな教育論がイギリス内で話題だという――。


■「消しゴムは失敗がなかったことにしてしまう」

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ガイ・クラクストン氏 画像は「YouTube」より

 この提案者は、ロンドンにある「King's College」の客員教授にして、学習能力を向上させて人生に活かし、教育現場を改革しようというBLP(Building Learning Power)を運営しているガイ・クラクストン氏。これまでも教育について数多くの著書を持つ氏が、今回「消しゴムは失敗がなかったことにしてしまう」点について懸念、消しゴム不要論を発表した。

 クラクストン氏は、消しゴムが存在することで、自分が間違った事実をなくし、書き直せてしまう、つまり「生徒たちに『私は間違ったことはありません。最初から正しい答えがわかっています』という嘘をつかせてしまうことにつながるからなのです」と「Telegraph」の取材に対し、語っている。

 また「消しゴムのように簡単に間違いを消してしまうことは、現実の人生にも悪影響を及ぼしてしまう」とも……。

 正解を早く出すことを重視するのではなく、子供たちが自分の失敗を見つめ直した上で何が難しかったのか、どうすれば正解に導けるか、どう取り組むべきか……その途中のプロセスこそが非常に重要なのであると主張した。

 クラクストン氏は、消しゴムで間違いを消す代わりに、間違った箇所を赤で大きくわかるように印をつけたり、マーカーでなぞったりとあえて目立たせるようにすることを薦めているようだ。

「失敗は友達。間違いは恐れるものではなく、むしろ学ばせてくれる存在なのです」(クラクストン氏)

 2012年に出版され話題となったアメリカ最新教育理論、ポール・タフ著『成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか』からも文を引用し、失敗からの反発力や好奇心こそが児童たちの成績向上につながり、ひいては人生にとってもプラスに働くのだとしている。

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