火星探査機が激写!謎の恒星間天体「3I/ATLAS」の正体は“巨大な葉巻型”宇宙船なのか?

太陽系の外から飛来した謎の訪問者「3I/ATLAS」。その正体をめぐり、世界中の科学者や天文ファンの間で激しい論争が巻き起こっている。そしてついに、火星で活動するNASAの探査機「パーサヴィアランス」が、この天体の姿をカメラに捉えた。しかし、地球に送られてきたその画像は、論争に終止符を打つどころか、さらなる謎と憶測を呼ぶ、あまりに衝撃的なものだった。
火星の空に浮かぶ「巨大な葉巻型」の物体
SNSで公開された画像には、火星の空を横切る、滑らかな葉巻型の物体がはっきりと写し出されていた。多くの科学者が「彗星だろう」と結論づけていたにもかかわらず、そこには彗星特有の尾(テイル)は見当たらない。さらに、一部のユーザーが画像を色彩強調処理したところ、物体は不気味な緑色の輝きを放っているようにも見えた。
この異様な姿は、「3I/ATLASは地球外知的生命体が送り込んだ宇宙船ではないか」と主張してきたハーバード大学のアヴィ・ローブ教授のような意見を、さらに勢いづかせる結果となった。

画像のトリックか、真の姿か―科学者たちの見解は真っ二つ
この「葉巻型」の形状について、科学者たちの意見は真っ二つに割れている。
宇宙船説を唱えてきたアヴィ・ローブ教授自身は、意外にも慎重な姿勢を見せている。彼は、この形状がパーサヴィアランス探査機のカメラの特性による「トリック」である可能性を指摘した。探査機のカメラは約10分間にわたり数百枚の画像を重ね合わせて一枚の写真を生成するため、高速で移動する点状の天体が、引き伸ばされて線(葉巻型)のように写ってしまったというのだ。ローブ教授の計算によれば、天体の実際の直径は45km以上にもなる巨大な球体である可能性が高いという。
一方で、この説に真っ向から反論する科学者もいる。元オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の上級研究員であるホレス・ドリュー博士は、「これは彗星ではない」と断言。地球上のアマチュア天文家が撮影した画像でも同様の葉巻型が確認されていることを根拠に、「画像のトリックではない」と主張する。さらに、謎の緑色の輝きについては、「ニッケルでコーティングされた恒星間宇宙船である可能性」を示唆している。

深まる謎と宇宙機関の「沈黙」
論争が激化する中、奇妙なことが起きている。NASAをはじめ、欧州宇宙機関(ESA)など、火星探査機で「3I/ATLAS」を観測したはずの各国の宇宙機関が、その観測結果について公式な見解をほとんど発表していないのだ。NASAは「政府機関の閉鎖による予算不足」を理由にコメントを差し控え、ESAも「データの処理に数週間かかる」としている。
この「世界的な沈黙」が、さらなる憶測を呼んでいる。「各国政府は何かを隠しているのではないか?」「地球外生命体の存在を隠蔽しようとしているのでは?」といった陰謀論が、SNS上で渦巻いているのだ。特に、地政学的な理由から真っ先に成果を発表するはずの中国が沈黙していることが、「水面下で何かが起きている証拠だ」と見る向きもある。
果たして、火星の空を横切った「3I/ATLAS」の正体は、単なる彗星なのか、それとも人類の歴史を塗り替えるほどの重大な発見なのか。より高解像度のカメラで撮影されたとされる、まだ見ぬ次の一枚の画像が公開されるのを、世界は固唾を飲んで見守っている。その時、宇宙機関の沈黙は破られるのだろうか。
参考:Daily Mail Online、Unexplained Mysteries、ほか
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2024.10.02 20:00心霊火星探査機が激写!謎の恒星間天体「3I/ATLAS」の正体は“巨大な葉巻型”宇宙船なのか?のページです。葉巻型、恒星間天体、3I/ATLASなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで