>  > 母なる地球の息吹を奏でる「海のオルガン」

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 クロアチア西部、ダルマチア地方の港町ザダルはアドリア海といくつもの島々に面した観光地としても人気のスポットだ。ディズニーのアニメ映画「101匹わんちゃん大行進」で一躍大人気になったダルメシアンという犬種の名前は、このダルマチア地方が由来でもある。ザダルにある運河には、70メートルに渡って波や潮風によって神秘的なハーモニーを奏でる「海のオルガン」が7つ段々に並んでおり、訪れる人に感動を与えている。しかし、そこにはクロアチアの暗い歴史が潜んでいたのだ。

■潮風と波によって奏でられる海のオルガン

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画像は「odditycentral」より

 アドリア海から運ばれてくる潮風と波によって複雑な音色を生み出す「海のオルガン」は、ザダルの中央運河の側面におよそ70メートルに渡って設置されている。一見、海辺で見かける階段状の石のブロックのようだが、最下段には、35個のプラスティック製の管が仕込まれており、波や潮風が流れこむことで中の空気を押し出し、それが反響室へと流れ込んで共振し、最上段に開けられた穴からそのメロディーが周囲へ流れる仕組みになっている。一切機械を使うことなく、自然の力だけでこのような神秘的な音を生み出すとは驚きである。「海のオルガン」からの音と波音が見事に調和していて、自然の広大さを感じずにはいられない。

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画像は「odditycentral」より
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全体の俯瞰図。画像は「croatia.org」より

 こうした要領でザダルの運河には合計7つの「海のオルガン」が並んでいる。7つのオルガンは全て管の長さが変えられており、それぞれ違ったコードを奏でるように設計されいる。5つずつの管からなる7個のパイプオルガンによって、海岸線に沿って歩いていくと次々と違う音色が聞こえてくるという実に粋な仕掛けが仕込まれているのだ。分かりやすい派手さがない分、逆になんともオシャレではないか。

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