目玉の位置に睾丸がついたブタ ― 異様に隆起したその顔とは?
鳥山明の名作ギャグ漫画「Dr.スランプ」に登場するニコチャン大王は、頭部にお尻と触覚のような鼻がある一頭身の宇宙人で、脇役ながら強烈な個性を持つ人気キャラクターだった。「頭部からオナラをすると、直接ニオイを嗅いでしまうため、臭くてのたうち回る」というお約束のギャグを覚えている方もいるだろう。
なぜ今更、昭和の懐かしキャラを回想したのか? それは2月中旬に、海外掲示板サイト「reddit」に投稿された、一匹の子豚の画像を目にしたからだ。
投稿者の手のひらに乗る、生まれたばかりの子豚は、何だか様子がおかしい…。本来、目玉のある位置が異様に隆起しているのだ…ニコちゃん大王の頭部を連想させるフォルムだが、そこはお尻ではなかった。何と、その子豚は、眼球の位置に睾丸を持つという、世にも珍しい奇形状態で生まれ落ちたのだった。
皆さんにも、その衝撃的なビジュアルをご覧いただこう。
豚特有の鼻や耳は正常に見えるのだが、目玉の代わりに立派な玉が2つ。本サイトでは、これまでにも数々の奇形動物を取り上げてきたが、ここまで睾丸をフューチャーした奇形状態は、お初だろう。
投稿者によれば、この世にも珍しい子豚は、誕生後すぐに安楽死させられたそうだ。確かに、症状にもよるが、奇形を伴って生まれてきた動物は寿命も短いため、懸命な判断だったのだろう。また、大量の食用豚が機械的に飼育される巨大ファームでは、近親交配などの影響もあり、奇形の豚は、それほど珍しいことでもないそうだ。奇形を持って生まれる原因としては、母体の栄養失調、何らかの中毒、異常な代謝、遺伝性の欠陥などが考えられる。また、環境汚染の影響から誕生するケースも年々増加しており、中国や南米からの奇形動物誕生の知らせは、その背景に深刻な別の問題も見えてくる。
「奇形動物は人類への警告だ」とする考えによれば、この目玉睾丸の子豚もまた、何かを暗示しているのかもしれない……。
(文=狐月ロボ)
参考「The Sun」ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊目玉の位置に睾丸がついたブタ ― 異様に隆起したその顔とは?のページです。奇形、狐月ロボなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで