マレーシア上空に『インデペンデンス・デイ』に激似の超巨大円盤型UFOが出現?

 1996年のSF戦争映画『インデペンデンス・デイ』では、世界各都市の上空に巨大な円盤型UFOが出現して物語の口火が切られる。威容を誇る超巨大UFOの姿が冒頭から人類を絶望の淵に追い込むのだが、なんと先日、まさに同映画を彷彿とさせるような巨大UFOがマレーシアに現れたのだ。


■リアル“インデペンデンス・デイ”か?

 マレーシア北東部のアクランタン州クアラ・クライで先頃に撮影されたという、まさに“インデペンデンス・デイ”なUFO動画が話題になっている。

リアル“インデペンデンス・デイ”か!? 動画は「YouTube」より

 出現した場所は住民が少ない郊外の地であったが、地元ではそれなりの人数がこのUFOを目撃したということだ。ネットに投稿されるや、たちまち注目を集めマレーシア以外でも騒がれることになった。

 夕暮れの空を滑空する巨大な円盤の姿を収めた映像に続いて一度画面が切り替わり、円盤が戻って来たのか、撮影者側に腹を向けるように90度傾き木々の間を低空飛行する様子も収められている。目撃者によれば、高い木に接触しないようにこのUFOが自らが傾いたということである。

 円盤の底部の中央に光を放つ動力機関の噴射口のような部分がなんとも不気味だ。空を飛んでいる物体としては信じられないほどゆっくりと動いており、かといってヘリのプロペラのようなものも確認できないことから、普通の航空機ではないことがわかる。目撃者たちの驚きは相当なものであり、決してこの動画が作り物ではないことを主張しているという。

 一方、地元警察はこの動画が捏造されたものであると結論づけて騒ぎの収拾を画策したようだ。「ある特定のグループによってこの動画はネット上に広まっていますが、そこには(普通は当然浮かび上がる)疑問が一切ありません」と所轄のアブドゥラ・ロニング署長は語り、オリジナルの動画には何ひとつ具体的なレポートが書き加えられていないことを指摘している。また、マレーシア国営メディア(BERNAMA)のニュース映像を素材にして捏造した動画であることも示唆している。

 もし本物だとすれば、間近に目撃した人々にしてみれば文字通り腰を抜かしそうな光景だったに違いない。しかし映画『インデペンデンス・デイ』のような、地球を攻撃する意図はひとまずなかったようである。マレーシアの独立記念日が7月31日であることから、そこに『インデペンデンス・デイ』をかけた性質の悪いイタズラだという指摘もあがっているが、はたして真実やいかに?

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