8月の日向灘地震は「南海トラフ地震」の前兆か!? ~学者の見解と独自リサーチで紐解く~

■筆者独自のリサーチでも……

 そして、過去に日向灘で起きた大地震について筆者が独自に調べてみたところ、1941年11月19日に発生したM7.2の地震が、今年の8月29日に起きたM6.2の地震と、規模・震源ともに類似していることを発見した。この1941年の地震の3年後、1944年12月7日に、昭和東南海地震(M8.2、最大震度6)が起き、さらに2年後の1946年12月21日には昭和南海地震(M8.0)が発生している。これを見る限り、8月29日の地震が南海トラフ地震の前触れである可能性は捨て切れないのではないか。


 ところで、筆者のもとにある質問が寄せられた。8月29日のM6.1のような地震が何度も起きれば、「地殻の歪み」が次第に解消され、一度で壊滅的な被害をもたらす巨大地震の発生リスクが減少するのではないかというものだ。だが、これは間違っている。たとえばM8とM6では規模が1,000倍も違うため、M6クラスの地震が1,000回起きてやっとM8クラスの地震から解放される計算となる。小中規模の地震が何度か発生したところで、木村氏が予測しているようなM8規模の地震が起きなくなるということは、あり得ないのだ。

 そのため、8月29日のM6.1がすぐに南海トラフ地震に結びつかなかったとしても、「いつ起きてもおかしくない」ものとして、西日本に住む人々は引き続き警戒するに越したことはないだろう。


百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose

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