空飛ぶ車の発売間近?「ホバーカー」「垂直離着陸車」などSF映画の世界が現実に!
“空飛ぶ車”の普及は思ったよりも早くやってくるのかもしれない。20年以上前からその開発に着手し、車体の設計を煮詰めてきたスロバキアの「エアロモービル(AeroMobil)」社が、遂に「飛行自動車」の最終プロトタイプを完成させたということだ。
■目的地まで最短距離で移動する時代の幕開け

1990年から空飛ぶ車の開発に取り組んできたスロバキアのエンジニア、ステファン・クライン氏が、実際に飛行可能なプロトタイプ「エアロモービル2.5」を完成させて試験飛行に成功したのは昨年のことだ。この車体をもとに、デザインの修正や細部の仕上げを施した最終型のプロトタイプ「エアロモービル3」がこの度完成した。このエアロモービル3は10月29日にオーストリア・ウィーンで開催される第29回パイオニアーズ・フェスティバルに出展される。
スチール製のシャーシを、まるでスポーツカーのようなカーボンファイバー製の外装が覆う車体は2人乗り。じゅうぶんな強度を確保したうえで極限まで軽量化され、乾燥車重はなんと450kgと、日本の一般的な軽自動車よりもはるかに軽い。車体の全長は6mとやや長いものの、可変式の翼を折り畳んで収納した状態で全幅は160cmに収まり、たいていの駐車場に停めることができる。もちろんガソリンスタンドの利用もまったく問題ない。
走行と飛行、両方の駆動力となるエンジン「Rotax 912」は一般のレギュラーガソリンを使用でき、最高速度は飛行時で200km/h以上、地上走行時で160km/h以上である。ガソリン満タンの状態で陸上での走行距離は約875km、飛行時の航続距離は約700kmになる。プロモーション動画を見てもわかるように、離着陸は公道上で行なうことはできず、指定の滑走路や空港などを利用することになる。
エアロモービル社によれば、このエアロモービル3は既に商業生産が可能な体制に入っているということだ。
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