宝くじ高額当せんでドン底に堕ちた7人
宝くじ高額当せんでドン底に堕ちた、世界の7人!!
5. マイケル・キャロル(英国・ノーフォーク)
2002年に970万ポンド(約18億円)に当せん。家族や友人たちへの贈り物、パーティー、さらには売春婦やドラッグにも金を注ぎ込み、その後8年間で全てを使い果たす。現在は失業保険で暮らしている。
6. スチュアート・ドネリー(英国・スコットランド)
1997年に17歳で2,500万ポンド(約37億円)に当せん。当せん者が複数いたため、スチュアートさんは約3億円を受け取った。その日を境に彼の周囲には、便宜を受けようとする人々が群がり始める。やがて人間不信に陥り、引きこもるようになったスチュアートさんは、2010年に29歳の若さで孤独死を遂げた。
7. キャリー・ロジャース(英国・カンブリア)
2003年に16歳で190万ポンド(約3億5,000万円)に当せん。ファッション、パーティー、整形手術、恋人への貢物……と浪費の限りを尽くした末、経済的に困窮。その後、2度の自殺未遂を起こし、現在はメイドをしながら借金の返済に追われている。
高額当せん金のみならず、悲惨な人生も手に入れてしまった人々――。彼らが性格に問題を抱えていたのかどうかは分からない。しかし高額当せん者を追跡調査すると、不幸になるケースの方が多いとの指摘もあり、少なくとも大金が彼らの人生を暗転させる引き金となったことは間違いないだろう。
日本では現在、1億円以上が当せんしているにもかかわらず、換金されないまま放置されている宝くじが40本近く存在するようだ。その中には、自分の人生が大きく変わることを恐れ、“あえて”換金しない道を選んだ当せん者がいる可能性もある。“世界一貧乏な大統領”、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領は「貧乏人とは持たざる者のことではなく、多くを欲しがる者のことだ」と語っているが、人間“足るを知る”ことこそが幸せへの近道なのかもしれない。
参考:「47NEWS」、「ABC News」、「NBC NEWS」、「TIME」、「The Daily Mail」1 2 3、「The Huffington Post」
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