9歳娘を“生き埋め”にした父親「息子がほしかった。女はいらない」=インド
■容疑者はすでにボコボコにされていた
しかし、話はこれだけで終わらない。なんと、通報を受けた警察が現場に到着するまでの間に、フセイン容疑者は近隣住民たちによって袋叩きにされていたのだ。その行為の是非はともかく、警察は難なく容疑者を拘束できた模様。
「Rukshenaちゃんを救出し、アブール・フセインを殺人未遂の容疑者として逮捕しました。裁判までの間、容疑者は拘束されています」(警察高官)
救出されたRukshenaちゃんは、衰弱が激しく数日間の入院を要したが、現在は母親と母方の親戚のもとで保護されている。
さて、極めて身勝手で、信じがたい動機の凶悪事件であるが、その背景にインド社会が抱える「女性差別」問題があることは明らかだ。英紙「The Daily Mail」によると、今もインドの多くの地域で、「息子は一家の稼ぎ頭となるが、娘は経済的な重荷になるだけ」との認識が蔓延しているという。しかも、胎児の性が女であることを理由とした人工中絶が行われるケースも珍しくないようだ。インドにおける人口性比が、男性1,000人に対して女性は943人という数値を示すのも、このような差別が招いた結果と考えられる。虐げられている女性たちの保護と男女同権は、インドが早急に為すべき重要課題といえる。
参考:「The Independent」、「The Daily Mail」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊9歳娘を“生き埋め”にした父親「息子がほしかった。女はいらない」=インドのページです。インド、犯罪、少女、生き埋めなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで