KKK最高幹部、30年ぶりに姿が確認される→南の島で黒人に囲まれて暮らしていた!
■消えたはずのKKK最高幹部がカリブの島に!
そんなアメリカのダークサイドへと沈んでいった忌まわしい暴力組織だが、ここにきて歴史の闇から急浮上してきた人物がいる。しかも、全く想像もしていなかったカリブ海に浮かぶ小さなリゾートアイランドに。彼の名は、ビル・ウィルキンソン。またの名を「インペリアル・ウィザード」といい、KKKの最高幹部にしてFBIお墨付きの「もっとも凶暴な男」だ。1984年、彼はKKKを辞任すると、ある日忽然と姿を消した。FBIに寝返った代わりに、新しいアイデンティティを与えられたという憶測も流れたが真相は闇の中となった。
英紙「Daily Mail」電子版によると、ウィルキンソン氏は現在、中米ベリーズのアンバーグリス・キー島でカリビアンライフを満喫しているという。アメリカ人観光客に人気のホリディリゾートだが、かつてはイギリスの植民地で18世紀には多くの黒人がアフリカから連れてこられた歴史がある。ベリーズは人口のほとんどを黒人とマヤ人が占めており、白人の英語圏出身者は、3,000人に満たない。ここでは白人が少数派なのだ。
現在72歳になるウィルキンソン氏はサン・ペドロという風光明媚な町に住み、ホテル経営をしている。仕事はスタッフに任せ、オーナーは日がな一日、泳いだり、散歩したり、ゲストとおしゃべりしたり……。2年前に妻を亡くして以来、ルイジアナ出身のブロンド美女との生活をエンジョイしていると聞く。従業員たちは、ボスの過去について多少知っているというが、あまりピンとこない様子だった。「ボスはいい人ですよ。ほとんど経営に口出しをせず、スタッフに優しいです」と微笑む。1977年にルイジアナ州で「KKKの透明帝国の騎士」を創始し、自らを「インペリアル・ウィザード」と名乗っていた彼のことは、島の人たちには遠い時代のお話なのだろうか。
今回のDaily Mailのすっぱ抜きに対し開き直ったのか、スクープの翌日にはDaily Mailの記者を散歩に同行させた。ウィルキンソン氏はインタビューに答えながら、顔見知りに出会うたびハグしてみせる。まるで自分がどれだけ島の人びとに溶け込んでいるかのパフォーマンスのようだ。
「私はレイシストじゃない、人種分離主義者なだけだ。黒人は嫌いじゃないよ。というか過去にも嫌ったことなんてない」と、実に不可解な言葉を発した。しかも、その舌の根の乾かぬうちに「自分の子供や孫たちは絶対、(黒人とは)結婚を許さない」と息巻く。矛盾だらけ。「(黒人の)中には、通りの向こうから叫びながら、三角頭巾のジェスチャーをしてみせる連中もいるんです。でも笑ってるわけだから……」笑っているから、何なのだろう?
最新情報としては、地元のウェブサイト「MyBelize.Net」が、ウィルキンソン氏の偽善に満ちたインタビューに対し、厳しい目を向けている。現在、時価3億円のリゾートホテルを売却し、自分とガールフレンド用にコテージを海辺に購入予定のウィルキンソン氏だが、身元がバレてしまって一体これからどうするつもりだろうか? 今後の動向が非常に気になるところだ。
(文=佐藤Kay)
参考:「Daily Mail」、「Raw Story」、「Black Press USA」ほか
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2024.10.02 20:00心霊KKK最高幹部、30年ぶりに姿が確認される→南の島で黒人に囲まれて暮らしていた!のページです。アメリカ、カルト、KKK、佐藤Kay、クー・クラックス・クラン、ビル・ウィルキンソンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで