料理用の水切りザルでWiFi電波強度を上げる? 誰も知らない「ザル」の使い方
■日食観察、食卓カバー、ランプシェード…他にもこんな利用法が!
ハリス氏はキッチンだけじゃない「ザル」の可能性として多数活用法を挙げているが、特に興味深いものとしてWi-Fiアンテナの電波をより多く集めるためにも使用できるという。ザルにそんな使用法があるとは知らなかった筆者も、今後何かに使えるかもしれない、とさっそくやってみた!
[必要なもの]
ザル、USB無線LANドングル、USB延長ケーブル
[テスト環境]
・フリーソフトは「WifiInfoView v1.79」
・ドングル(USB無線LANアダプタ)は、バッファロー製「WLI-UC-G301N」
・ザルは100円ショップにて購入
デスクトップPCからUSB延長ケーブルを使用して、ドングルを接続した。また親機からドングルまでの距離は障害物なしで約5m、電波帯域は2.4GHzである。RSSI(受信信号強度)値は数値が小さいほど電波が強いことを表しており、この数値を測定することにした。
【結果は…】
1.通常の電波(ザル未使用の状態))
RSSI(受信信号強度)値 -34dBm
2.ザル底辺にセロハンテープでアダプタを固定
RSSI(受信信号強度)値は-38dBm
電波は弱くなっている……、ならば内側はどうだ!
3.ザル中心部にセロハンテープでアダプタを固定
RSSI(受信信号強度)値は-30dBm
すごい! 強くなっているではないか! ザルの勝利である。
ソース写真のように、ザルの外側にドングルを配置するとザルを使わない場合に比べて感度が悪くなり、ザルの内側にドングルを配置したほうがより感度が上がることが分かった。(パラボラアンテナの原理であろうか?)いずれにせよ、ザルが電波に影響することがわかったのだ。
所詮「ザル」と侮る無かれ、なかなかの万能選手ではないか。Wi-Fiの電波が悪い方はぜひ試してみてほしい。これを体験したら「ザル」に対する価値観が変わるかもしれない。らーめん。
(文=遠野そら)
参考:「Mirror」ほか
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