大衆墓地に手製のバスケットゴールを取り付け遊ぶ大人たち
スラム街といえば、すでに小さな町。ネットワークが確立をされているのがひとつの特徴であり、墓地内には日用品を扱う雑貨屋さんから、食堂、駄菓子屋なども存在する。
墓地は子供の遊び場にもなっており、子どもたちは遺骨の放置されたスペースでバスケットボールやバレーボールをする。その中には成人男性も多く、墓石にバスケットゴールを引っ掛け、試合を楽しんでいた。
休日には数体もの遺体がこの墓地に運ばれ、長い参列者の行列ができる。だが、その日の夕方には、何も無かったかのようにパーク化してしまう。その光景は、この地に住むものたち以外には異様としか言いようがない。