あなたはサイコパス? 反社会的人格者を見分ける8つの質問

 自分はサイコパスなのかどうか、自己診断はできるのだろうか?  映画『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンや『羊たちの沈黙』のレクター博士など、一昔前であったら単なる性格異常や精神障害でかたづけられてしまいそうな連続殺人犯を描いた作品のヒットのおかげで「サイコパス」という言葉も定着してきたが、いったいサイコパスとはどんな症状をもつ人のことをいっているのだろうか?

■サイコパスとは?

あなたはサイコパス? 反社会的人格者を見分ける8つの質問の画像1『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベール) 「Wikipedia」より

 イギリス「Daily Mail」紙のレポートによると、自称サイコパスであるジェイコブ・ウェルズ氏が世界最大級の質問掲示板(ヤフー知恵袋のようなサイト)である「Quora」に、どうやって人と仲良くするふりをし、自分を魅力的に見せ、相手を操ろうとするかの告白を投稿しているという。

 サイコパシーとは、もともと心理学の分野で反社会的人格の一種のことで、その人格をもつ人のことをサイコパスと呼び、日本語では精神病質、精神病質者と呼ばれていたが、現在ではサイコパスのほうが一般的になってきているようでもある。

 カナダ人の犯罪心理学者ロバート・D・ヘア博士が1970年代に開発した「改訂版サイコパシー・チェックリスト」が一般的に最も信頼できるサイコパス診断方法とされていて、イギリスでは40点中25点以上、アメリカでは30点以上がサイコパスの傾向があるとされている。このチェックリストは90分から120分もかかるもので気軽にできる方法ではないが、この診断で34点をマークしたウェルズ氏の投稿によるとサイコパスの行動には次のような特徴がみられるという。

 サイコパスは、もちろんその症状の重軽によって程度は異なるものの、一般的に表面的には非常に魅力あふれる人物としてみられることが多い自己価値を実際以上に演出して見せたり、自分を非常に重要な人物として扱われるように振る舞ったりすることもよく見受けられる。また、日常的にうそを重ね、自分でついたうそを自分自身で真実であると信じ込んでしまうことがしばしばあるようである。

 さらに、自分を否定され、批判されることを非常に嫌い、そういう場面では直情的に激しい怒りを見せることが多い。加えて、人に取り入り操ることを得意としていることも特徴の一つとして見られる。サイコパスは、他人と共感し、恐れや愛などの感情を理解することができないでいるが、さも感じているかのようにまねすることは得意なのである。

あなたはサイコパス? 反社会的人格者を見分ける8つの質問の画像2『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス) 「Wikipedia」より

 ウェルズ氏は、「最初はごく普通の人として接するが、しだいに人とは少し違っているかのように見せ、自分は相手が知っている人の中で最も興味深い人間であると思わせるように振る舞う」と自分の経験を語っている。そして、信頼を得るために、自分の秘密(もちろん本当の秘密である必要はない)を自分から打ち明けたり、相手のために何かしてあげることを申し出たりする。こうして恩を売ることによって、人を操る糸口をつかんでいくのだという。

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