【閲覧注意】近親相姦がもたらす“5つの障害・遺伝病”が恐ろしすぎる! 何世代も呪いのように続く… いまだ“推奨”されている国も!?
現在、世界のほぼ全ての国や文化圏で近親相姦はタブーとされている。
しかし過去、近親間の結婚・出産は世界各地の特に王族・貴族間で盛んに行われており、古代エジプトでは支配層において純血を守るという目的から実の兄弟姉妹間、さらには親子間での婚姻・出産は当たり前の事象であった。
近親交配では先天異常を持って生まれる子が誕生する確率が高くなることが知られている。類似した遺伝子を持つ者同士の交配により、劣性形質が発現しやすいなど多数の問題が生じる可能性が高まる。たとえ目に見えた障害が現れなくとも、子から孫へと、代々問題が受け継がれることもある。
海外メディア「Ranker.com」では、王族・貴族の家系で行われた近親交配によって生じた可能性のある先天性疾患の例がいくつか紹介されている。
・ 13 Genetic Mutations That Can Arise from Incest (Ranker)
■下顎前突症(The Habsburg Jaw)
ハプスブルグ顎と呼ばれる下顎前突症は、現在のスイス領内を発祥としたハプスブルグ王家からその呼び名が付けられた。
ハプスブルグ家では近親婚が代々繰り返され、一族には下顎前突症以外にも数々の障害を抱える者が多数誕生した。一族を描いた肖像画には、長い顎や過蓋咬合といった特徴を持った人物が多数描かれている。
その中でも特に有名なのは、スペイン王のカルロス2世(1661~1700)で、父のフィリップと母のマリアナは叔父と姪の関係であった。そして父フィリップと母マリアナの双方とも近親婚によって生まれている。
カルロス2世は巨人症で顎が大きく長く、言語障害や知的障害、精神障害、生殖機能障害、尿細管性アシドーシス等、数々の疾患を抱えていた。噛み合わせが悪いせいで常によだれを垂らし、8歳まで歩けなかったという。
しかも、現代に生きるハプスブルグ家の末裔さえ、幾人かはこの特徴的な顎が現れており、近親婚による影響は何世代にも及ぶ事が見て取れる。
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