「ファック」と言いまくると鎮痛効果があると判明!「くそ!死ね!」も有効、学者「悪態は素晴らしい」

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画像は「getty images」より

 悪態をつくと痛みが軽減されることが明らかになった。

 痛みを感じると口汚い言葉がとっさに出ることがある。予想外の痛みに対して「くそ!」と思わず言ってしまったことがある人は少なくないだろう。だが、なぜ我々は痛みに対して悪態をついてしまうのだろうか? これには心理的な効用があることが、科学誌「Frontiers in Psychology」に掲載された研究論文で明らかになった。

 カナダ放送協会「CBC Radio」(5月30日付)によると、英キール大学の実験心理学者オリー・ロバートソン氏らは、口汚い言葉に鎮痛効果があることを立証するため、次のような実験を行なったという。

 92人の被験者に3〜5度の氷水の中に手を浸してもらい、3〜4秒ごとに4つの単語のうち1つをランダムに繰り返すように指示し、痛みの知覚、感情、ユーモア、気晴らしのレベルを評価し、心臓のモニタリングを行なった。

 用意された4つの単語は、英語圏でもっと馴染みのある罵り表現である「fuck」、それに発音が似た「fouch(ファウチ)」、発音は全く似ていないが、“面白い音”である「twizpipe(トゥウィッツパイプ)」、中立的な言葉「solid(ソリッド:固体、固いの意)」。fouchはfuckと音が似ていることから、fuckと同様の効果があると研究者らは予想した。面白い音が加えられたのは、罵り言葉のおかしさが痛みから気を逸らす効果があると見込んでのことだ。ちなみにtwizpipeなる英単語は存在せず、ロバートソン氏らが思いついた造語だという。

画像は「YouTube」より

 その結果、fuckと言った被験者は、それ以外の3つの言葉に比べて、痛みの閾値と耐性がそれぞれ32%と33%増加し、平均して氷水の中に18秒手を入れることができたそうだ。

 なぜfuckにだけ鎮痛作用があったのか? それには2つの有力な仮説があるという。1つは、一般的に禁止されていることを口にすることで、脳の闘争心が活性化されるというもの。「悪態をつくことで精神的な衝撃が少し与えられ、心臓の鼓動が速くなり、呼吸数が増加し、ストレスを乗り切るためのパワーやアドレナリンが分泌される」(ロバートソン氏)という。

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