3万RTされた醜態ルネッサンスが素晴らしすぎる! 酔っぱらいおじさんが神に大変身ッ!
■醜態が見事ルネッサンス
紳士淑女の国イギリスでも新年の乱痴気騒ぎは渋谷の若者と似たり寄ったりという感じであるが、酔ってもアート作品が生まれるのがさすがである。Twitterにはローランド・ヒューズ氏のツィートを見た人たちがそれぞれ新たな作品をアップしはじめたのである。
まずTwitterに投稿されたのがこちらだ。写真を水彩画風にするアプリ「Waterlogue」によって加工されたもので、カフェに飾ってあってもおかしくない出来栄えだ。確かにこうして見るとオリジナルに相当なポテンシャルがあったのかもしれないと感じさせる。
18世紀のイギリス画壇を代表する画家、ウィリアム・ホガース調。
これらもポスター屋で売っていたら買ってしまってもおかしくないクオリティだ。
画像は「Twistedsifter」より。
ミケランジェロ作「アダムの創造」の中で、指先からアダムに生命を授けるため伸ばした神の右腕は泥酔したおじさんのビール瓶に! やはりビールは神からの授かりものであったわけか。ブルーシャツの男性の印象的な姿がまさにルネッサンス期の作品と重なり、醜態が見事ルネッサンス!
19世紀のフランスの印象派、ジョルジュ・スーラ作「アニエールの水浴」にも登場。
■原因は黄金比だった?
この運悪くターゲットにされてしまった、マイク・デバネーさん(47)はこの時のことを次のように語っている。「酷く酔っていてそこにいたことすら覚えていないんだ。確か工場の近くのバーで飲んでいて、そうだ、何軒かはしごした事は覚えているよ」。さらにこのネット上での騒ぎについては2日後に初めて聞かされたそうだが、「その写真についてはあまり気にはしていないよ。ルネッサンスの絵画とくらべてもらえて光栄さ。でも飲み過ぎには気をつけないとね」と語っている。
Twitter上において、この写真のポテンシャルは黄金比に関係しているのではないかと分析する声も出始める。ここまで記事を読まれた方なら妙に納得してしまうのではなかろうか、見れば見るほど素晴らしい構図に思えてくる。オリジナルの写真を撮影したジョエル・グッドマンは、「ただ幸せな表情を捉えるほうが、酔っぱらいや怒りに身を任せる人を撮るより簡単でしょう。これは批判ではなく、今回のように泥酔した人でも立派に人々の感情をつかむことが出来るということを意味しているのです」と、マンチェスターイブニングニュースに語っている。
かの巨匠アンセル・アダムスが「神は偶然そこにいた私にシャッターを切らせた」という名言を残しているように、気を配れば日常の中にもシャッターチャンスはどこにでもあるのかもしれない。
・参照 「Twistedsifter」「theguardian」
(アナザー茂)
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2024.10.02 20:00心霊3万RTされた醜態ルネッサンスが素晴らしすぎる! 酔っぱらいおじさんが神に大変身ッ!のページです。酒、マンチェスター、コラ、ルネッサンスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで