オーストラリアの砂漠で“妖精の輪”が大量出現! 新型ミステリーサークルか?

 オーストラリアの観光名所“エアーズロック”を擁する広大な内陸の砂漠地帯が「アウトバック」だ。この砂漠の大地に最近、“妖精の輪”が大量出現していたというのだが……。


■ナミビアの乾燥地帯に大量出現する“妖精の輪”

“妖精の輪”とはもちろん俗称で、植物やキノコ類が円を描いて生い茂る現象だ。ドーナツの輪のようにリング型になる場合もあれば、まるでゴルフ場のバンカーのようにぽっかりと円形の地表が現れるケースもある。

 アフリカ南西部のナミビア共和国の草原は、この妖精の輪が無数にあることで知られている。欧米ではその名の通り“妖精”の仕業にされているが、現地ナミビアでは古来からこの現象について「神様の足跡」であるとする説や、「地中に住むドラゴンが火を吹いた時の燃え跡」説、さらにはUFOが着陸した跡だという伝説まで、まさにおとぎ話のような言い伝えがいくつか残されている。ナミビアの妖精の輪は直径3、4mのものが多く、大きいものでは直径15mに及ぶものもあるという。

 最近までどうやってこの現象が起こっているのか、科学的には解明されていなかったのだが、2013年にドイツ・ハンブルク大学の研究で有力な仮説が導き出され、“犯人”は地中のシロアリであることが濃厚になった。妖精の輪が形成される初期段階には常にシロアリの存在が確認され、巣を中心にして地中の草の根を食べ尽くしてしまうことで円形に枯れたエリアが形作られるということである。

オーストラリアの砂漠で妖精の輪が大量出現! 新型ミステリーサークルか?の画像1ナミビアの“妖精の輪”画像は「Slate Magazine」より

 砂漠のシロアリといえば、あの異様な「シロアリ塚(蟻塚)」が有名だが、ナミビアの砂漠では“妖精”の役もこなしていたとは驚きだ。そして草原のミステリーは一件落着ということになったのだが……。

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