同じ部屋でまた自殺…! 大島てるが語る「これまでで最悪の事故物件」
――気味が悪いですね……。
大島「しかも、そこは10階建てのマンションなんですけど、4階の住人が、自分の部屋の真下の3階の部屋も買って、勝手に2部屋を階段で繋げたんですよ」
――えーっ!
大島「マンションで勝手にそんなことしていいとは思えないんですけどね。他の部屋の人も知らないのではないでしょうか。真下の部屋で自殺があったことは承知の上で、でも1室だと手狭だからと買い増して、繋げて、結局自分自身も自殺したというわけです」
――事故物件を買った人が、同じ場所で自殺をしたということですよね?
大島「そうなんです。自殺があった部屋をそうとは知らずに買って結局自分も自殺したという場合と比べて、どっちの方が気持ち悪いのかわかりませんが。知った上で自殺があった物件を買っているので、騙されたというケースではないんですが、何かに引き込まれてしまった感はありますよね」
――少なくとも、事故物件とわかって住んでいたら、自殺のことを思い出す回数は増えそうですよね。
大島「そうでしょうね。あと、『どうせもう事故物件だし~』という気持ちもあったかもしれません。『連続』と呼ぶには間が空いてるんですけど。それにしても、今まで私は『同じ部屋で複数回あった物件なんてそれはさすがに…』などとお話ししてたんですが、実は前から掲載していたという(笑)」
――こうなると、やはり事故のストーリーが気になりますよね。でも、これからサイトが続いてゆけば、データの集積からストーリーが生まれてくるのかもしれないですね。
大島「たとえば、自宅の両隣に炎アイコンがあったら、オセロのように自宅まで事故物件化してしまうような気になるかもしれませんよね」
あくまでも心霊体験はなく、データに基づいた情報集積サイトである『大島てる』だが、大島氏の言うように、人々の死を記録し続けるそのサイト自体が、次なる都市伝説の舞台になり得るのは事実だろう。
最後に、大島てる氏の口から、もう一度、自らのサイトの存在意義を語ってもらった。
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