「テンプル騎士団」の平均寿命は20年長かった?超長寿のヒミツが明らかに!
12世紀から13世紀にかけて、中世最強と呼ばれた騎士修道会“テンプル騎士団”――。1119年に、第1回十字軍でヨーロッパ人によって確保された聖地エルサレムへの巡礼に向かうクリスチャンの人々を守るために創設され、多くの寄進を集めて莫大な資金と土地を保有。
後にイスラム教徒に聖地を奪還され、1314年に最後の騎士団総長となったジャック・ド・モレーはじめ最高指導者たちが仏フィリップ4世により異端審問にかけられ、火あぶりの刑に処せられたことで破滅した。決して死を恐れずに降伏しないことを誓い、戦う修道士としての勇名と士気の高さを誇った彼らだが、実は寿命が驚異的に長かったという。
■当時並外れて長寿だったテンプル騎士団員
当時の人々は現代と比較するとかなりの短命で、平均寿命が20歳代前半であったところを、騎士団員たちの平均寿命は25~40歳位と、不思議なことに並外れて長寿であったのだ。現代で言えば、平均寿命83歳の日本において、85~100歳といったところか。
その中でも会の創設者のひとりで初代総長のユーグ・ド・パイヤンは1136年に亡くなった時に66歳、先述した最後の総長モレーは67歳、モレーと共に処刑されたノルマンディー管区長ジョフロワ・ド・シャルネーは63歳と超長寿で有名であった。
果たしてテンプル騎士団員たちの長寿は神から特別に与えられたギフトだったのだろうか? 情報サイト「Discovery News」ではその謎を取り上げている。記事によれば、最新の研究では彼らの一風変わった食生活と習慣に着目し、固く門外不出とされた当時の知られざる慣習が解明された。
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