“日本史上最も可愛い殺人者”と呼ばれたネバダと【封印映画】の意外な関係とは?

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 生徒が死ぬたびに「出席番号○番、○○(姓名)」とテロップが出るのは、『仁義なき戦い』と同様の手法だ(息子・健太のアイディア)。さらにラスト、渋谷らしき町に走るバスのナンバープレートの地名は「広能」。これも同作品で菅原文太が演じた広能昌三へのオマージュ。ファンならニヤリとしてしまうポイントだ。

 公開された2000年は、西鉄バスジャック事件(17歳の少年が牛刀で乗客を殺傷)などの少年犯罪が世間を震撼させた時期でもあった。そこで同年11月17日、衆議院議員・石井紘基はこの映画に対して規制を唱え、国会で政府の見解を求める質疑を行った。これがマスコミに取り上げられたため、逆に社会的な関心を集め、興行収入約31億円という大ヒット(2001年度邦画興行収入3位)に繋がり、作品は第24回日本アカデミー賞、第43回ブルーリボン賞などで実に多くの賞を受賞した。それとは無関係だが、2年後に石井議員は自宅駐車場で殺害された。

 さて、劇中の主人公らは中学生だったが、「R-15指定」(15歳未満及び中学生以下は鑑賞禁止)のため、皮肉にも中学生が作品を観ることができないという事態に陥った。ここで東映は、新撮シーンを追加しCG修正を行った再編集版を製作。翌2001年4月7日に「当時中学生で観られなかった諸君にこの一篇を贈る」と銘打ち『バトル・ロワイアル 特別篇』として公開し、これも大ヒットを記録した。

0517batorowa_02.jpg※イメージ画像:『バトル・ロワイアル II 鎮魂歌』(東映ビデオ)

 2002年、続編にあたる『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』の製作が発表された。だが、そこで深作欣二監督は、前立腺癌の脊椎転移を告白。文字通り命懸けで12月16日からクランクインしたが、1シーンを撮り終えたところで入院。息子の健太が監督代行を務めたが、翌2003年1月12日、深作欣二は完成を待たずにこの世を去った。2003年7月5日、深作欣二の遺作となった作品は、前作と同じ年齢制限で公開された。


■バトル・ロワイアルII 鎮魂歌 あらすじ

 七原と中川が島を脱出して3年、七原は反BR法組織ワイルドセブンのリーダーとなっていた。これに対し大人達は、中学生をワイルドセブンと戦わせるテロ対策法「BR法Ⅱ」を制定した。軍に拉致された中3の生徒達は、七原のテロで娘を失った教師RIKI(竹内力)から「七原を3日以内に殺害せよ」とゲーム内容を伝えられる。その中には、前作で死んだキタノの娘・シオリ(前田愛)がいた。シオリは生前の父親を「臭い」「息をしないで」と疎んじていたのだが……。

 前作の学校制服と違い、生徒達は迷彩服を着て戦う。ヒロインは前田亜季から実の姉の前田愛に正統継承され、娘に嫌われたまま死んでいった教師キタノに継いで、今度は七原のテロで娘を失った教師RIKIの悲哀が胸を打つ!

コメント

1:匿名 2016年8月29日 18:39 | 返信

公開当時、まさに中学生だった。
1は面白かったけど、2は全然面白くなかったよ。
ストーリーは矛盾だらけで見れたものじゃなかった。

大人になってからみても同じ感想だった。

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